未来の防災住宅
2025-04-30 12:11:19

埼玉から未来の防災住宅へ!「ジャパン・レジリエンス・アワード」に輝く2つの団体

埼玉から未来の防災住宅へ!



近年の災害頻発を受け、防災意識が高まる中、住まいの整備においても新たな試みが求められています。その中で、埼玉県福岡市に本社を置く中央グリーン開発株式会社が開発した分譲住宅『ビー・グレイス船橋塚田 未来輪区』が、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2025」で優秀賞に選ばれました。また、千葉県のポラスガーデンヒルズ株式会社の『47家族の森空ライフ』も優良賞を受賞する運びとなりました。

ジャパン・レジリエンス・アワードとは?



このアワードは、強靭な地域社会や国づくりを目的とした活動を支援するために創設されたもので、2014年から毎年実施されています。未来を見据えたレジリエンス社会を構築するために、先進的な企業や団体がその功績を評価される場となっています。2025年には11回目の開催を迎える今、受賞した2社は、地域社会における強靭な住まいづくりでその存在感を示しています。

中央グリーン開発の『ビー・グレイス船橋塚田 未来輪区』



中央グリーン開発の『ビー・グレイス船橋塚田 未来輪区』は、標高23メートルの高台に位置する全39棟の分譲住宅です。このプロジェクトは「フェーズフリー」の考え方を取り入れ、日常生活においても防災意識を高める仕組みを設けています。

住民同士の「共助」を促すため、コミュニティ形成を重視しており、共有地や公園、さらには住戸内に防災のための設備を導入。具体的には、井戸を利用した共有スペースや電動自転車のシェアリング、コミュニティファームを設けて交流を促進しています。また、収納ベンチやかまどベンチなども設置され、日常的な防災機能を持たせる工夫がなされています。

つながりと学びを深めるワークショップ



さらに、定期的に開催されるワークショップも特徴的です。これにより、住民たちが防災意識や環境教育を学ぶ機会が提供され、コミュニティ同士の結びつきを強める役目も果たしています。管理組合も設立され、これらの活動が住民主体で持続可能に運営される仕組みも整っています。

ポラスガーデンヒルズの『47家族の森空ライフ』



一方、千葉県柏市で開発された『47家族の森空ライフ』は、「サスティナブル」と「コミュニティ」をテーマにした全47棟の分譲住宅です。日常生活に自然を取り入れながら、災害時でも効果的に機能するようなデザインが施されています。

このプロジェクトでは、エディブルガーデン(家庭菜園)を設け、待機所としての機能を持つ公園も完備。日常生活の中で、自然な形で防災意識を育むことが可能です。特に、日射遮蔽効果のあるタープや、かまどベンチが設置されており、住民が日常的にそれらを利用しながら防災に対する準備を進めることができるよう設計されています。

これからの住まいづくりへ



2社の取り組みは、未来の住まいが単に「居住空間」ではなく、地域コミュニティと共生しながら持続可能な形で発展していくことを示しています。彼らの活動を通じて、私たちの住まいもより強靭で安全なものになっていくことが期待されます。これからも、ポラスグループのような企業が地域に根ざした防災意識の高い住宅を提供することで、さらなる進化が遂げられるでしょう。


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