ムダを楽しむ人生
2025-08-08 11:31:26

効率から非効率へのシフト、『コスパ悪いほうが人生は上手くいく』出版記念トークイベント開催

『コスパ悪いほうが人生は上手くいく』:新しい生き方の提唱



現代社会は、「効率」を追求するあまり、私たちの生活や人間関係が希薄になってしまったのではないでしょうか。そんな疑問から生まれた一冊が、山﨑幸治氏による『コスパ悪いほうが人生は上手くいく』です。この書籍は、効率を重視する現在の価値観に対して異なる視点を示し、「ムダ」や「寄り道」がもたらす豊かさについて考えさせる内容となっています。

著者の山崎氏は、埼玉県朝霞市で「CHIENOWA BOOK STORE」という書店を経営しています。書店業界は一般的に効率とは無縁と思われがちですが、山崎氏はその中で人と人との距離を縮める非効率な出会いの重要性を語ります。彼の言葉には、効率を追求する社会の中で失われがちな、人間の温かさや可能性を回復する力があります。

書籍の内容とメッセージ



『コスパ悪いほうが人生は上手くいく』では、現代社会の「効率化」が本当に人を救っているのかという問いかけがなされています。SNSやビジネスの現場では、「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「スペパ(スペースパフォーマンス)」が重要視されており、成果や効率で評価されることが一般的となっています。しかし、そのような風潮が人々の心にどのような影響を与えているのでしょうか。

山崎氏は、回り道や寄り道こそが実は最短の道であり、後から振り返ってみると人生を大きく変える経験となり得ることを実体験から語ります。特に、教育や地域づくり、人間関係において、非効率なプロセスがどう価値を生むのかを深く掘り下げた内容となっています。

出版記念イベントの開催



書籍の出版を記念して、2025年8月19日と20日の両日、朝霞市内にて全6回のトークセッションが開催されます。地域のリーダーや教育者、学生など多様な視点から「非効率な価値」について語り合う機会です。

トークセッションの内容



  • - 情熱と行動力が未来を創る:地域の担い手の役割について
  • - 子どもたちの未来を作る:私たちが残せるものとは
  • - 学生が朝霞を作る:未来の可能性について
  • - 地方創生のカギ:行政と民間の協力の重要性
  • - 朝霞の企業の未来:売上だけが全てではない
  • - 理想的なまちづくり:官民連携の重要性と過去の取り組み

これらのセッションを通じて、参加者たちが「ムダ」の中に隠された宝物を再発見し、それを通じて地域と人生を豊かにするための糧としたいと山崎氏は考えています。

効率性に対する新たな視点



この書籍とイベントを通じて、社会が「効率性」だけではなく「非効率性」も評価する風潮を生み出すことが目標です。人との偶然の出会いや、手間をかけた人間関係の中にこそ、人生の本当の豊かさや意味が存在するはずです。地域においても、そうした価値の再発見が必要ではないでしょうか。

山崎氏が提供するこのメッセージは、私たちに人間としての在り方を考えさせるきっかけとなることでしょう。書籍の購入やイベントへの参加は、単なる趣味や興味を超えて、自身の生き方を見つめ直す時間となるかもしれません。思わぬ「ムダ」が、あなたの人生を豊かにしてくれる一歩となるかもしれません。


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