埼玉の新たな特産品「彩のきくらげ」誕生
埼玉県川口市にある新聞印刷工場が、新たな特産品として「彩のきくらげ」の栽培を始めました。このきくらげは、「彩の国」埼玉県への愛情を表現し、地元の人々に親しまれるように育てられることを願って名付けられました。
新聞印刷工場からの新プロジェクト
この栽培プロジェクトは、東日印刷株式会社のグループ企業、株式会社毎日新聞首都圏センター(MSC)が中心となり、工場内に特別な菌床庫を設置して始まりました。印刷現場で働く社員たちの発案から生まれたこの取り組みは、最大5600個の菌床を収納できる最新鋭の設備を活用し、2023年2月に栽培をスタートしました。
開始以降、「新聞印刷工場でのきくらげ栽培」という珍しい組み合わせが話題となり、メディアでも多く取り上げられるようになりました。
ブランド名の選定とその背景
新ブランド名の選定は社内公募を通じて行われ、115人から211件の候補が寄せられました。最終的に「彩のきくらげ」が選ばれましたが、その決定には地域への愛着とブランドシンプルさが強く影響したと考えられます。「彩」は、埼玉県の愛称「彩の国」から引き継がれており、地元に根ざすイメージを強調しています。
ブランドコンセプトと3つの「彩り」
「彩のきくらげ」のブランドコンセプトは『彩の国から、笑顔と健康を食卓に』です。この言葉には、地域、技術、健康の3つの「彩り」が込められています。最初の「地域の彩り」とは、川口市で栽培された安心・安全で高品質なきくらげを指します。
次に「技術の彩り」では、新聞印刷業で培った職人技と24時間体制での厳格な管理によって実現する高品質な栽培を意味します。最後に「健康への彩り」は、「食べる漢方」と称される栄養価が高いきくらげが生活の中で健康をサポートすることを示しています。
販路拡大と新製品開発の展望
現在、「彩のきくらげ」はネット販売をはじめ、首都圏の飲食店やスーパー、ホテルへの販路拡大を進めています。また、加工食品の開発にも力を入れており、今後の商品ラインアップの多様化にも取り組む意向です。
プレゼントキャンペーンも実施中
新ブランドの立ち上げを記念し、特別なプレゼントキャンペーンがスタートしました。公式SNSをフォローし、投稿をリポストすると、抽選で10名様に「生きくらげ」と「乾燥きくらげ」をそれぞれ2袋ずつプレゼントします。これは、地元で育った新鮮で安全なきくらげを食べてもらうための絶好の機会です。
まとめ
埼玉県川口市の新聞印刷工場が仕掛けた「彩のきくらげ」は、地域の人々に愛される新たな特産品として、その地元愛と健康への思いが込められています。皆さんもこの新しいきくらげを通して、彩の国の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。