次世代電池の可能性を探る！岡山大学のセミナー開催情報

岡山大学で次世代電池セミナー開催

岡山大学津島キャンパスで、次世代電池に特化したセミナーが2025年2月9日に行われます。このイベントは「おかやま次世代電池共創コンソーシアム」と「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム（OI-Start）」の共同主催によるものです。セミナーは、現地参加とオンライン参加を含め、44名が参加する予定です。

開会挨拶と研究者による講演

セミナーの幕開けは、コンソーシアム会長であり岡山大学異分野基礎科学研究所の仁科勇太教授の開会挨拶から始まります。仁科教授は「岡山の電池研究・技術を絶やさず、さらなる発展を目指したい」と熱意を述べました。続いて、以下の3名の研究者が次世代電池に関する最新の研究成果を発表します。

1. 講演1: 岡山大学の環境生命自然科学学域に所属する寺西貴志教授が「二次電池における界面制御」について語ります。この講演では、電池の性能に大きく影響を与える界面制御の重要性が詳しく解説されます。
2. 講演2: 同志社大学の堺健司准教授がオンライン形式で「廃品内に残されたリチウムイオン電池の磁気を用いた非破壊検出法」と題して発表します。この技術はサーキュラーエコノミーを支えるもので、非常に興味深い内容です。
3. 講演3: 仁科教授が「電極に用いるカーボン材料の開発」に関して、新たに開発された材料の可能性について解説します。

次世代電池に向けた展望

今回のセミナーでは、次世代電池の研究進展とその実用化に向けた新しい展望が提示され、参加者からは多くの期待の声が寄せられました。特に、次世代電池分野における岡山大学の活躍は今後の産業への影響も大きいと言えるでしょう。

岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としてさらなる研究開発に邁進しています。このセミナーを通じて、一般の人々にも最新の技術情報が伝わり、次世代電池に関する理解が深まることが期待されています。