埼玉県、イネカメムシ防除緊急対策事業を開始
埼玉県では、昨年、水稲に深刻な被害をもたらしたイネカメムシの防除を強化するため、「イネカメムシ広域防除緊急対策事業」の申請受け付けを2023年5月12日から開始しました。この取り組みは、農業者が連携して、無人ヘリやドローンを活用した広域な防除を行うことで、農作物を守ることを目的としています。
イネカメムシ防除事業の概要
この事業では、イネカメムシの被害に対処するため、100ヘクタール以上の広範囲を対象とした防除作業を行う団体に対して、最大で50万円の補助が支給されます。具体的には、農業協同組合や農協、自治体の協議会、農業法人などが対象となり、広域防除のための資金支援を受けることができるのです。
対象者について
対象者は以下の通りです:
1.
農業協同組合
2.
病害虫防除を行うための市町村や協議会
3.
他の農業者や法人と協力して防除を実施する農業法人
これらの団体は、イネカメムシの影響を軽減し、農業生産を持続可能にするための重要な役割を担います。
支援対象経費
補助金は、以下の経費に対して支援されます:
1.
無人ヘリやドローンの手配にかかる費用
2.
計画作成に伴う事務的な費用
こうした支援により、より効果的な防除が期待できます。
募集期間と申請方法
このプロジェクトは2023年5月12日から2023年6月30日まで申請を受け付けています。申請は、必要書類を整え、管轄の農林振興センターに提出する必要があります。申請書の様式や詳細については、埼玉県の公式サイトを参照してください。
問い合わせ先
何か質問がある方は、埼玉県農林部農産物安全課までご連絡ください。
この取り組みが農業生産者にとって大きな支援となり、地域の農業の発展に寄与することを願っています。今後も埼玉県の農業支援政策に注目していきましょう。