ジーニーと富士薬品が薬事業向けの動画広告配信を共同検証開始

ジーニーと富士薬品による新しい広告配信の試み

近日、株式会社ジーニー（東京都新宿区）と株式会社富士薬品（埼玉県さいたま市）が、配置薬事業に特化したタブレットへの動画広告配信機能の検証を開始しました。この取り組みは、富士薬品の効率的な広告配信を目指すものです。

これまでの背景と取り組みの意義

富士薬品は、ジーニーが提供する営業管理ツール「GENIEE SFA/CRM」を利用して、営業活動の効率を上げ、顧客データの管理を行っています。このたび、両社は蓄積した顧客データをもとに、より効果的な広告配信を行うためのリテールメディアの構築に取り組むことを決めました。まずは、富士薬品の配置薬事業向けに、タブレットを使用した動画広告配信機能の検証がスタートします。

動画広告配信の方法

タブレットに導入される「GENIEE DSP」を通じて、動画広告を販売員が顧客に提示できるシステムが導入されます。これにより、訪問先の顧客に直接広告を見てもらうことが可能になります。さらに、「GENIEE DSP」には分析機能があり、広告の視聴率やインプレッション数をリアルタイムで把握できるため、広告効果の最大化が期待されます。

拡充された広告配信のターゲットは、首都圏の営業所での実施によって、広告施策の効果を測定し、今後の戦略に活かしていくことが目指されています。

これからの展望

今後の計画として、タブレットにインストールされるアプリや「GENIEE SFA/CRM」からのデータを用いて、顧客の属性に合わせた広告のカスタマイズが進められます。また、将来的には富士薬品のECサイトや店舗内のデジタルサイネージなどで、オンラインとオフラインを通じた広告配信を行うことも視野に入れています。このように、ジーニーは富士薬品が目指すリテールメディア化を全面的に支援していく方針です。