入間市の中学生アスリートたちが市長に直談判!
2023年2日、入間市役所にて、関東大会や全国大会で活躍した中学生アスリート6名が杉島理一郎市長との懇談を行いました。この場で選手たちは自らの経験や要望を率直に語り、スポーツ振興に対する熱意を示しました。
室内プール設置の熱望
特に印象的だったのが、選手からの「室内プールを作ってほしい」という要望です。この発言には杉島市長も驚きを隠せず、真剣に検討を話し始めました。「体育館を建て替える際には、スポーツ拠点を作りたいと考えています」と未来の構想に触れ、自身も入間市のスポーツ関連施設のさらなる充実に前向きな姿勢を見せました。選手たちは「長水路(50メートル)が必要」と具体的な要求を伝え、市長は「県内でも新しい施設の検討が進んでいる」と周辺地域の情報も披露しました。
アスリートたちの真剣な思い
選手たちは各自の大会体験を語り、様々な感情が交錯していました。
喜多川修明選手(向原中・卓球)
「関東大会では初めての緊張感を感じました。相手選手の努力が自分を上回っていて、残念ながら負けてしまいましたが、全国大会を目指して頑張りたいです。」
鈴木悠斗選手(黒須中・競泳)
「埼玉の応援が一番力強く、そのおかげで表彰台に立てました。来年の全国中学では、トップを狙っています!」
水倉璃斗矢選手(藤沢中・陸上)
「全国大会予選で自己ベストを出したが、0.09秒足りず決勝に進めませんでした。この悔しさを次に繋げたいです。」
久津輪柊惟選手(藤沢中・陸上)
「全国大会自体は楽しかったですが、結果は不本意でした。次はもっと活躍できる選手になりたいです。」
藤原洵選手(藤沢中・競泳)
「過去の悔しい経験から、今回は絶対に笑顔で終わるぞと決意して臨みました。無事に笑顔で完走でき、嬉しかったです。」
清水志保選手(藤沢中・新体操)
「全国大会に行けなかったことが忘れられず、今年こそはと思っていました。この気持ちを大切にしていきたいです。」
後輩への思いやり
選手たちの話が一段落した後、水倉選手は「後輩たちの頑張りを応援していただければ」と後輩への気遣いを忘れず、中田教育長もその姿勢に感心を示しました。
全国大会の印象
水倉選手は沖縄での全国大会についても触れ、「風が強すぎて苦労しましたが、海はとても綺麗でした」と話し、場を和ませました。
杉島市長の力強い応援
市長は選手たちの情熱に心を打たれ、「市としてもスポーツのまちづくりを強化し、若いアスリートたちを全力で支援していきます」と力強い言葉で応えました。今後の入間市におけるスポーツ振興に期待が寄せられます。
入間市の教育哲学
中田教育長は入間市の教育の強みについて述べ、「特に非認知能力の高さが実績に繋がっています。自分の力を発揮できる場を大切にしています」と語り、地域全体でアスリートたちを応援していく意義を強調しました。
まとめ
入間市での中学生アスリートたちの率直な思いに応える形での市長との対話が、ひとつの地域スポーツの新しい風を感じさせる出来事となりました。入間市は引き続き、未来に羽ばたくアスリートの育成と支援を続けていくことでしょう。