タムロン、レーザー溶接分野への新たな挑戦を発表
埼玉県さいたま市に本社を置く光学機器メーカーのタムロンが、レーザー溶接加工ソリューションの新規参入を発表しました。この取り組みは、溶接現場の自動化や作業環境改善、さらには加工品質の向上に寄与することを目指したものです。特に、レーザー溶接加工における新たな技術として、同社が開発中の「ビームプロファイラ」が注目を集めています。
新技術「ビームプロファイラ」とは
「ビームプロファイラ」とは、レーザービームの状態を測定し可視化する装置で、これによりレーザー溶接加工の品質向上が期待されています。最近では、医療機器や精密機器の小型化・高性能化が進んでおり、その影響を受けて溶接現場でも軽板や異なる金属の溶接ニーズが増えています。特に銅やアルミニウムは難易度が高く、加工品質を担保するためには新たな技術が求められています。
タムロンは、この市場ニーズを捉え、ビームプロファイラの開発を進めています。レーザー溶接では、加工時の焦点位置やビームの強度分布が変わることで、均一な加工が難しいという課題があります。従来の技術では解決が難しかったこの問題に対し、タムロンのビームプロファイラが革新をもたらすことが期待されています。
東京ビッグサイトでの初展示
このビームプロファイラの初披露は、2026年9月16日から19日まで東京ビッグサイトで開催される「2026国際ウエルディングショー」の株式会社ナ・デックスのブース内で行われます。この展示会では、最新の溶接技術や製品が一堂に集まり、商取引や技術交流の場となります。
展示時間は午前10時から午後5時までですが、最終日の19日は午後4時までの短縮時間となります。この機会に、ぜひタムロンの先進的な技術を体験してみてください。
レーザー加工ヘッドの開発
また、タムロンはビームプロファイラだけでなく、高出力レーザー用の加工ヘッドも開発中です。2027年にはこの2製品を市場に投入し、レーザー溶接加工ソリューションの領域での革新を進める計画です。
タムロンのビジョン
タムロンは、「撮り、測り、つなぐ。人と自然の健康を創造する企業へ」という新長期ビジョンを掲げ、その中で光学システムとサービスを包括的に提供することを目指しています。パートナー企業との協業やオープンイノベーションを取り入れ、流行の技術を用いた新たなソリューションの創出に努めることが、業界の生産性向上に大きく寄与すると考えています。
会社概要
タムロンは、デジタル一眼カメラ用の交換レンズなどさまざまな光学製品を製造・販売している企業です。今後も新しい技術を取り入れながら、持続可能な未来に向けた事業活動を展開していく意向を示しています。
公式サイト
公式ウェブサイトでは、タムロンが提供する各種光学製品や技術について詳しく紹介されています。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
タムロン公式サイト。