廃食用油回収の新展開
2025-02-04 11:49:23

イトーヨーカドーが家庭系廃食用油の回収を強化!持続可能な社会へ一歩前進

イトーヨーカドーの廃食用油回収プロジェクト



イトーヨーカドーが家庭から排出される廃食用油の回収を始めてから、2023年2月からの取り組みが着実に成果を上げています。これまでに累計10,000本を超えるリターナブルボトルが回収され、顧客からも好評を得ているこのプロジェクトは、私たちの生活環境への意識を高める重要なステップとなっています。

家庭系廃食用油の現状



日本では毎年約10万トンの家庭系廃食用油が発生していますが、その大半がそのまま可燃ごみとして処理されています。この現状を鑑みると、廃食用油を再利用する仕組みの重要性が明らかになります。再利用が進めば、バイオ燃料やその他のエネルギー源としての活用が期待でき、この資源を無駄にすることなく循環型社会の実現に寄与することが可能です。

効率的な回収システム



イトーヨーカドーでは、廃食用油を手軽にリサイクルできるよう、専用のリターナブルボトルを導入しました。このボトルは洗浄して何度も使用できるため、ゴミを出さず持続可能な取り組みを実現しています。実際に利用した顧客からは、「簡単に注げて扱いやすい」といった声が多く寄せられており、廃油処理のストレスを大きく軽減しているようです。

気軽に参加できるリサイクル



イトーヨーカドーの回収拠点は、東京都、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県の65店舗に広がっており、2025年1月末には回収本数が12,874本、累計回収量が約10トンを超えました。この取り組みは、店舗のサービスカウンターや専用の回収ボックスで展開され、使用済みのボトルを持参すると新しいボトルと交換ができるというシステムが顧客に喜ばれています。

将来へのビジョン



回収された廃食用油は、ENEOS株式会社と連携し、バイオディーゼル燃料の製造や持続可能な航空燃料(SAF)として活用される予定です。イトーヨーカドーでは、2026年2月までに、全店舗に回収拠点の設置を進め、累計回収量25トンを目指しています。

最後に



このプロジェクトは、顧客が簡単に参加できるリサイクルの仕組みを提供しつつ、CO2の排出量削減に向けた努力を続けています。家の中で出る廃食用油を無駄にせず、未来に向けた環境保護活動に参加してみませんか?イトーヨーカドーの取り組みが、地域における持続可能なエネルギーの活用に向けた大きな一歩となることを期待しています。


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