埼玉の誇り、ポラスグループが国際デザインアワードで受賞
埼玉県越谷市に本社を構えるポラスグループが、2025年のドイツのデザインアワード「GERMAN DESIGN AWARD」で再びその名を世界に知らしめました。今回、優秀賞にあたる《Winner》を受賞したのは、ポラスグループの「リーズン馬込沢 SuBaCo project」と、ポラスガーデンヒルズ株式会社の「空居間の街」の2つの作品です。ポラスグループは、これで3年連続の受賞となります。
GERMAN DESIGN AWARDとは?
このアワードは、1953年に設立されたドイツデザイン評議会が主催するもので、世界中から厳選された作品のみがノミネートされるという特異なシステムが特徴です。受賞作品は建築、プロダクト、コミュニケーションデザインなどの多様なカテゴリーで評価されます。
受賞作品の詳しい紹介
リーズン馬込沢 SuBaCo Project
このプロジェクトでは、地域の住民、市、事業者の協力のもとで4棟の分譲住宅が設計されています。「SuBaCo」とは、持続可能性(Sustainability)、生物多様性(Biodiversity)、コミュニティ(Community)をテーマにした居住空間を提供することを目指しています。広々とした共有スペースや、4つの縁側テラスがコミュニティの交流を促進し、その一方で自然環境と秩序ある生活スタイルの調和を実現しています。
審査員からは「自然と都市の住環境をうまく融和させた設計」と高く評価され、そのデザインが地域に与えるポジティブな影響にも注目されています。過去にもキッズデザイン賞やグッドデザイン賞など、数々の受賞歴があります。
空居間の街
次に紹介する「空居間の街」は、スムーズに自然を取り入れたデザインが特長の住宅です。リビングと庭の一体的なプランニングを行うことで、居住空間の境界が曖昧になり、住まう人が自然の中で新しいライフスタイルを育むことができるようになっています。この設計はプライバシーの確保と共に、隣接自治体との調和を図りながらも新しい生活様式を提案しています。
このプロジェクトも数々の国際的な賞を受賞しており、「都市生活の課題に対する独自の答え」を提供していると評されています。
地域特性を生かした設計の魅力
ポラスグループは、地域特性を生かしながら快適な住空間のデザインを追求していることが評価されています。彼らの作品は、ただの住まいではなく、そこに暮らす人々がより豊かな生活を継続できるような、持続可能なコミュニティを形成しています。国際的な舞台でも評価されるポラスグループの今後の活動から目が離せません。
このように、埼玉県から発信されるデザインの革新は、地域を越えて世界で評価されている点が素晴らしいです。ポラスグループの取り組みは、地域力の重要性とその影響を示しています。今後も彼らのさらなる飛躍を期待したいと思います。