次世代アクチュエータ
2025-07-06 21:13:22

岡山大学が次世代空気圧アクチュエータの発表会を開催!

岡山大学が次世代空気圧アクチュエータの発表会を開催



国立大学法人岡山大学は、2025年6月25日に「令和7年度 大学等研究者のミニシーズ発表会」を津島キャンパスの共創イノベーションラボKIBINOVEにて開催しました。このイベントは、岡山県内の企業や自治体から参加者が集まり、次世代技術の研究成果を発表する場となり、多くの関心を寄せました。

柔らかさと力強さの両立


当日は、学術研究院環境生命自然科学学域の下岡綜助教が「柔らかさ×力強さを両立した次世代空気圧アクチュエータ」と題して講演を行いました。アクチュエータは、電気信号に基づいて動作を発生させる装置であり、産業ロボットや医療機器などに広く利用されています。昨今、空気圧を利用したソフトアクチュエータが注目を集める中、下岡助教は新たに開発された長変位・高出力型のソフトアクチュエータ「EFPA(Extended Flat Pneumatic Actuator)」について詳しく説明しました。

従来の課題を克服


従来の空気圧アクチュエータには、「変形が可能でも出力が弱い」、「出力が強いが高圧を必要とする」という課題がありました。EFPAは、構造と材料に工夫を凝らすことで、これらの問題を克服し、出力と柔軟性を両立させました。また、低圧での駆動が可能であり、ヒステリシスが少なく高精度な制御も実現しています。下岡助教は、この技術が医療や介護分野でのロボットやウェアラブルデバイスへの応用が期待されることを強調しました。

デモンストレーションで魅了


講演後には、実際のEFPAを用いたデモンストレーションが行われ、参加者からはその力強い動きと柔軟さに驚きの声が上がりました。参加者同士のディスカッションでは、このアクチュエータの具体的な応用可能性や今後の研究について活発な意見交換がなされました。

おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)について


おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)は、産学官が連携してデジタル技術を活用したイノベーションを推進するプラットフォームです。地域の企業や自治体、大学との協力を通じて、生産性向上や若者の県内定着を目指しています。この取り組みにより、岡山大学は地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たし、持続可能な社会の実現に向けた貢献を続けています。

問い合わせ先


ご興味のある方は、下記のおかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム事務局までお気軽にお問い合わせください。
電話: 080-7178-7277 / 090-7185-8436
E-mail: oi-start◎okayama-u.ac.jp
(※@を◎に置き換えています)

地区の研究機関で進められている最新の技術開発にご期待ください。


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