埼玉県が新たな教育基盤を創出する!株式会社intuがCanvasに採択
埼玉県草加市に本社を置く株式会社intuは、埼玉県が推進するオープンイノベーションプログラム「Canvas」に正式に採択されました。このプログラムへの参加を通じて、同社は教育、スポーツ、企業、自治体等の多様な分野で共創を促進し、「考える力」を可視化・育成するための社会基盤を構築することを目指しています。
TQ(Thinking Quotient)とは?
株式会社intuが掲げる「考える力にモノサシを。」という理念のもと、同社はAIを活用して思考プロセスを分析する独自の評価指標「TQ(Thinking Quotient)」を開発しました。この指標は、自由記述による回答を基に思考の深さや幅、多様な視点を分析し、個人の思考特性を明らかにします。TQを用いたテストは、2026年4月からデータ収集を本格化し、多様な領域での実証を進める予定です。
思考力は、従来の学力やIQとは異なり、測ることが容易ではありませんでした。しかし、日常の教育や人材育成の場において、どうすれば「考える力」を育て、可視化するのかという課題に対し、新たな評価指標が必要とされてきたのです。世界ではOECDのPISAが創造的思考を評価するなどの動きも見られ、日本の教育においてもその重要性が増しています。
AI時代における「考える力」の重要性
近年、生成AIが急速に普及する中で、知識を得るハードルは大きく下がりました。その一方で、情報を適切に評価し活用する能力、さらには自ら問いを生み出す力や多角的に物事を捉え解決へと導いていく力の重要性が一層高まっています。株式会社intuは、AI時代において「考える力」が不可欠であるとし、その現在地や成長を測る基盤の不足という課題に取り組んでいます。
共創の可能性を広げるCanvas採択
今回の「Canvas」採択により、株式会社intuは自らが拠点を置く埼玉県内外の様々な機関との共創を進めることを決意しています。教育現場においては探究学習や多面的な思考を評価する新たなデータとしてTQを位置づけ、学校教育の中で思考プロセスを明らかにすることが期待されています。また、企業の採用や人材育成の場面でも、正解のない課題に対してどのように考えるかを可視化し、従来の評価指標を補完する形での活用が見込まれます。スポーツの分野でも、競技中における判断力や振り返りを可視化し、成長との関係性を掘り下げることができるでしょう。
株式会社intuの思い
「考える力をどう可視化し、育成するか」という問いに真正面から向き合う株式会社intu。代表取締役の齊藤利通氏は、「生成AIによって知識や情報の価値が変わりつつある今、これからの時代には『どう考えるか』が重要になる」と語っています。また、受験や選考の場面において、多様な思考を評価する新たなモデルが必要であると強調しています。いかにして「考える力」を社会で活用できる評価基盤を整えていくかという挑戦に、企業や教育機関、自治体といった関係者と共に取り組んでいく考えです。
まとめ
株式会社intuの挑戦は、教育の未来を変える可能性を秘めています。TQを中心に、思考力の可視化と育成を通じて、埼玉県を起点に新しい価値を社会に広げていくことを目指しているのです。今後、様々な領域での共創や研究、実証を通じて、教育・人材育成に新たな風を吹き込む活動に注目です。