埼玉県に新たな拠点 "SAITECデザインイノベーションセンター"
埼玉県川口市に位置する産業技術総合センターに、デザインを活用した企業支援を行うための「SAITECデザインイノベーションセンター」が2025年8月26日(火曜日)にオープンします。この新たなセンターは、デザインを通じて企業の技術や強みを最大限に引き出し、高付加価値の製品開発を支援することを目的としています。
センターの機能
新設されるセンターでは、企業のデザインに関するさまざまな支援が提供されます。ここでは、情報発信や相談対応、デザイナーとのマッチング、さらには試作品の開発など、企業が必要とする様々なサービスを一箇所で受けられる「ワンストップサービス」を実現しています。
1. デザインに関する相談
センターでは、専門職員が企業からのデザインに関する悩みに対して、的確なアドバイスを提供します。特に、製品開発やデザインの進め方に関する相談を受け付けており、業界特有の課題にも対応しています。また、必要に応じて出張相談会を開催することもできます。
2. デザイナーとのマッチング支援
企業が抱える課題に応じて、適切な専門分野のデザイナーを派遣し、問題解決に向けての助言や提案を行います。デザインの視点から新たなアプローチを見出し、企業のニーズに応じた解決策を共に考えていきます。
3. 事業化・製品化支援
センターでは、最新の技術を駆使した3Dプリンタなどを用いて、試作の支援も行っています。これにより、アイデアが形となるプロセスをサポートし、展示会への出展支援や販路の開拓を手助けします。デザインの力を借りて、新しいマーケットでの展開を実現します。
4. デザインに関する情報発信
経営者や開発担当者向けに、デザイン経営や新商品開発に関するセミナーやワークショップを定期的に開催し、最新のトレンドや必要なスキルを学ぶ機会を提供します。
オープニングイベント
センターの開設を祝うオープニングイベントも同日、10時から12時10分まで開催されます。このイベントでは、経済産業省からの講演やデザイン関連の企業の事例紹介も行われます。
基調講演
主な講演者として、経済産業省文化創造産業課のデザイン政策室室長補佐である中村純典氏と、特許庁デザイン経営プロジェクトチームの中小企業支援チーム長である菊地拓哉氏が登壇し、企業経営や商品開発におけるデザインの重要性についてお話しします。
事例紹介
さらに、株式会社ワイ・エス・エムの代表取締役である八島哲也氏が、「デザインが導くB to C商品開発」についての実践事例を紹介してくださいます。
この貴重な機会にぜひ参加し、デザインの力を取り入れた企業活動の可能性を感じてみてください。参加費は無料ですが、定員は80名程度で事前申込制となっていますので、早めの申し込みをお勧めします。
申し込みの詳細や問い合わせ先については、埼玉県産業技術総合センターのウェブサイトをご覧ください。
新しいデザイン拠点の誕生は、埼玉の企業にとって大きなチャンスです。是非この機会をお見逃しなく!