笑顔でふれあいフェスティバルの開催
2023年12月1日に埼玉県川越市で行われた『笑顔でふれあいフェスティバル』は、多くの参加者を迎え、地域の福祉を考える貴重な場となりました。このイベントは「障害者週間の集い」と「福祉の市」が合同で開催され、障がい者や高齢者が積極的に社会参加することを促進する機会です。
グループホーム「愛の家」とは
株式会社 学研ホールディングスのグループ会社、メディカル・ケア・サービスが運営するグループホーム「愛の家」では、川越市、上尾市、富士見市に計8事業所があります。これらの施設では、認知症のある高齢者が共同生活をし、地域とつながることを大切にしています。特に今回のフェスティバルでは、職員と利用者が一緒にブースを運営し、地域との交流を深める活動が行われました。
交流を通じた認知症の理解
『笑顔でふれあいフェスティバル』への出展は、障がい者や高齢者の人権を考えるきっかけとなることを目指し、2019年から「愛の家」として継続的に参加しています。今年もご利用者とコラボレーションした商品を販売し、地域の方々と直接触れ合う機会を持ちました。利用者自身が呼び込みや接客を務め、多くのお客様と交流する中で、認知症に対する理解が深まることを期待しています。
認知症基本法の施行
2024年1月から施行される「認知症基本法」では、国民一人ひとりが認知症に対する理解を深めることの重要性が強調され、その取り組みは国全体の課題であることが示されています。少子高齢化が進む日本において、認知症を持つ高齢者が増加してきており、地域社会全体で支え合う必要があるのです。
利用者へのメリット
イベントへの参加は、認知症の方にとっても多くの利点があります。他者との交流を通じて孤立感が和らぎ、深い充実感を得ることができるのです。接客や呼び込みといった役割を持つことで、認知症からくる行動・心理症状の緩和にも期待が寄せられています。
「愛の家」のサービス内容
「愛の家」では、MCS版自立支援ケアによって、ご利用者が「当たり前の生活」を送れるように支援しています。小規模なグループでの生活を通じて、選択の自由を持ち、自らの生活を選ぶ機会を提供しています。
さいごに
今後も『笑顔でふれあいフェスティバル』のようなイベントを通して、地域社会が一体となり、認知症の方々が当たり前に暮らせる社会の実現を目指していくことが大切です。地域の方々とのさらなる交流を深め、認知症についての理解を広めるために、引き続き活動していきたいと思います。