埼玉から生まれる新しいクラフトビールの可能性
埼玉県川越市に本社を置くコエドブルワリーが、酵素を用いた糖化技術を駆使して地産のクラフトビールを開発するプロジェクトを始動しました。このプロジェクトは老舗の種麹メーカー、ビオックとのコラボレーションによって実現しています。国内の酒類の醸造において、国産大麦を使用するケースは1割以下と、非常に低調な現状があります。そのため、ビオック株式会社が培った技術を活用し、伝統的な麹による大麦デンプンの糖化を行うことで、従来の製麺手法に代わる新たな醸造モデルを提案します。
プロジェクトの概要
プロジェクト名は「COEDO × Bio’c コラボレーションプロジェクト」。このプロジェクトでは、耕作放棄地を活用し、黄金色の大麦畑を作り出すことをビジョンに掲げています。ビオック社の技術を駆使し、ビールの特徴に合わせた麹菌を選定して麦汁を生成するという新しいアプローチが期待されています。2025年11月からは試験醸造を行い、COEDOのレギュラーアイテムをベースにした製品の評価も始まる予定です。
耕作放棄地を利用した農業の活性化
このプロジェクトの潜在的な価値は、耕作放棄地の活用による一次産業の担い手不足への対策や、日本の伝統的な発酵文化の継承にあります。麹菌を用いたビールの醸造が新たなテロワールとして認められ、地域ブランドとしての強化にも寄与するでしょう。また、種麹市場の新しい市場開拓としても位置づけられることで、日本の食文化の基盤となる種麹業界の活性化につながると考えています。
プレゼンテーションイベントの開催
このプロジェクトの進捗状況や未来展望についての詳細が語られるイベントが、2026年3月7日に開催されます。場所はTOIROで、参加者は事前登録が必要となるため、興味のある方は公式サイトから申込みをお願いします。イベントでは、プロジェクトの説明に加えて、試験醸造品の試飲も行われます。
コラボレーションの重要性
コエドブルワリーとビオックの両社の代表が登壇し、各社の持つ専門知識を融合させたプロジェクトについての説明が行われる予定です。ビオックは、室町時代からの歴史を持つ麹屋であり、全国の醸造メーカーから愛され続けています。一方、コエドブルワリーは埼玉から世界に向けたクラフトビールを発信しており、サステナブルな農業への取り組みにも力を入れています。
最後に
この新しい試みは、地元の農業を活性化させるだけでなく、埼玉の新しいクラフトビール文化の形成にも貢献することでしょう。新たなビールがどのように誕生していくのか、今後の進展が楽しみです。ぜひ、プレゼンテーションイベントに足を運び、このプロジェクトの魅力を体感してください。