災害対策プログラム募集
2025-10-08 18:59:29

東京大学の災害対策プログラムが2026年度受講生を募集開始

東京大学の災害対策エグゼクティブプログラムが2026年度受講生を募集



東京大学大学院情報学環では、社会人を対象とした「災害対策エグゼクティブプログラム(DSEP)」の2026年度受講生の募集を開始しました。このプログラムは、自然災害やサイバー攻撃、地政学リスクなど多様な脅威に対処するため、地域、組織、国家レベルで社会のレジリエンスを高めるリーダーを育成することを目的としています。

DSEPの特徴と目的


DSEPは、リスクとレジリエンスに関する最新の講義を通じて、実務と理論の両面から課題解決力を養成します。また、受講生は研究プロジェクトを通じて、世界が直面する複雑なリスクに挑戦し、持続可能で強靭な社会の実現に貢献することが求められます。

プログラムは2024年4月に開講し、医学部以外での履修証明プログラムとしては初めて文部科学省の認定を受けています。これにより、経営者や専門職が不確実な未来に備えるための意思決定力を学ぶ国内でも注目の取り組みとなっています。

具体的なカリキュラム内容


DSEPのカリキュラムは、災害対策に関する8つの分野を体系的に学ぶことができ、自然科学と社会科学を基盤に、サイバー犯罪や法医学、組織危機管理など幅広いテーマを扱います。また、国内外の災害事例を用いたケーススタディを交えることで、受講者は理論を実務に適用する方法を具体的に学べます。

第1期生として参加した28名の受講者の中には、上場企業の経営者も含まれ、女性比率は約18%と多様性が感じられました。第2期では、さまざまなバックグラウンドを持つ医師や弁護士、政治家が参加し、女性比率も約25%に上昇しています。受講生同士は異なる専門知識を活かし、平時から連携できるネットワークを形成しています。

プログラム運営と今後の展望


DSEPは、他の大学の履修証明プログラムに比べ、参加者の多様性が拡大し、継続して開講されている点で非常に優れた成功事例として知られています。また、今後は「大学院レジリエンスマネジメント研究コース」の設立や、災害対策士などの関連資格とも連携する方向で発展していく見込みです。

対象者と受講方法


本プログラムの対象者は、経営者や組織のリーダー層であり、受講者は高等学校卒業以上が求められます。受講形態はオンライン講義と対面での研究発表があり、受講時間は約60時間です。受講料はDSEP受講者の推薦がある場合、88万円となります。

申し込み情報


興味がある方は、東京大学大学院情報学環の公式ウェブサイトを訪れ、詳細を確認の上、面接の上で受入が決定されます。お問い合わせは、東京大学大学院情報学環の沼田准教授までお願いいたします。

このDSEPは、災害多発時代においてリーダーを育成する場として、今後もその役割を果たし続けることでしょう。


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