ミス・ワールド・ジャパン2025ファイナリストの工場訪問
2025年9月18日、埼玉県本庄市にある昭和西川の羽毛ふとんリフォーム工場に、ミス・ワールド・ジャパン2025のファイナリスト25名と2023年の日本代表、根岸茉矢さんが訪問しました。この訪問は、昭和西川が「美しさを通じて社会に貢献する」というミス・ワールドの理念に賛同し、持続可能な未来に貢献する活動の一環として開催されたもので、羽毛ふとんのリフォームに関するセミナーと工場見学が行われました。
環境問題と羽毛
初めに、昭和西川の取締役、河合重宏氏が羽毛の特性や食肉産業との関係、さらに環境問題について講義をしました。特に、日本の東京都では毎年約100万枚の布団が焼却処分されており、この数は粗大ごみの中でも最大の量を占めています。消費社会から循環社会へと移行する中で、消費者の意識も変化し、「捨てる」ではなく「再利用」を選ぶ人が増加しています。適切に手入れがされれば、羽毛は100年以上も使用できる自然素材であり、この特性を生かしてリフォーム需要に応えるため、昭和西川は2024年4月に国内最大規模の羽毛ふとんリフォーム工場を新設しました。
工場見学の様子
次に、ファイナリストたちは羽毛ふとんのリフォーム工場を見学しました。解体から羽毛の洗浄、乾燥などの工程を直接見学し、その手間を実感しました。参加したファイナリストは、「羽毛ふとんをリサイクルできることを知らなかった」と驚きや、多くの環境問題が国際的な課題であることを改めて考えるきっかけとなったと話していました。この工場の見学は、彼女たちにとって貴重な経験となり、環境問題への理解を深める時間となりました。
昭和西川のリフォームプロセス
昭和西川の羽毛ふとんリフォームの工程は、以下の手順で進められます。
1. ふとんの解体
2. 羽毛の洗浄・除塵・乾燥
3. 足し羽毛の追加
4. 新しい側地への充填
5. 異物混入の確認と出荷
作業中は、他のお客様のふとんと混ざらないように徹底した個別管理のもと、1枚1枚丁寧に加工されています。
ミス・ワールドの意義
ミス・ワールドは、世界で最も権威あるミスコンテストの一つであり、1951年から毎年開催されています。このコンテストでは、参加国数が世界最多であり、各国の代表が美しさとともに社会的な貢献を追求しています。日本においても、ミス・ワールド・ジャパンはその理念を反映させながら活動しています。
公式サイト:
ミス・ワールド・ジャパン
会社情報
- - 会社名:昭和西川株式会社
- - 本社所在地:東京都中央区日本橋浜町1-4-15
- - 代表者:西川 惠
- - URL:昭和西川
このような取り組みを通じて、昭和西川は環境保護と持続可能な社会の実現に貢献しています。