岡山大学工学部が台湾・長庚大学と共に挑む異文化交流プログラム

岡山大学工学部による多文化共修プログラム

岡山大学工学部では、2025年7月に台湾の長庚大学との共同プログラムを実施します。このプログラムは、持続可能な社会を担う国際人材の育成を目指し、異なる文化を学びながら協力し合うことが目的です。

プログラムの概要

本プログラムでは、岡山大学と長庚大学の学生たちがグループを作り、英語を共通言語にして交流を深めます。具体的には、さまざまな文化についての意見交換や、モノづくり活動を通じた実践的な学びを行います。学生たちが協働してアイデアを出し合う中で、創造的なモノづくりにも挑戦します。たとえば、ラジオの製作を行い、実践的なスキルを身につける予定です。

伝統工芸の学びと体験

日本の文化を理解するために、参加学生は日本刀や備前焼といった伝統工芸の見学と製作体験を行います。これにより、文化的な背景をより深く理解し、モノづくりに対する感性を養います。実際に手を動かして作業することで、教科書だけでは学べない貴重な体験を得ることができるでしょう。

異文化交流の意義

このプログラムは、参加学生にとって異文化交流による貴重な経験となり、国際的な視野を広げる大きなチャンスです。様々な国の学生と意見を交わすことで、それぞれの文化や価値観を理解し、今後の社会で必要とされるコミュニケーション能力を向上させることが期待されます。

将来的な展望

岡山大学工学部は、このプログラムを通じて得た成功を基に、今後は他の学部とも連携を強め、さらに発展的な活動を実施していく方針です。このような取り組みを通じて、地域および国際社会に貢献できる人材を育成し続けていくことでしょう。

本プログラムは、地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の取り組みの一環であり、ESD（持続可能な開発のための教育）の実践モデルとも位置付けられています。これからも、岡山大学の挑戦に注目していきたいですね。