名古屋大学、岡山大学、順天堂大学が医学研究支援プログラムに採択

名古屋大学・岡山大学・順天堂大学が提案した新プログラム

令和7年度において、名古屋大学、岡山大学、順天堂大学の3校が共同で提案した「豊かな人生を育む多世代共生・健康社会を目指す医学研究者育成プログラム」が、文部科学省と日本医療研究開発機構（AMED）の「医学系研究支援プログラム【特色型】」に採択されました。このプログラムは、日本の少子・超高齢化という課題に対処し、すべての人々が健康に活動できる社会基盤の確立を目指しています。

3大学の共同研究体制

このプログラムでは、名古屋大学、岡山大学、順天堂大学のそれぞれの強みを活かし、協力して若手医学研究者を支援する新たな研究環境を整えます。各大学の専門性を融合させ、特に特定の重要分野の研究を加速させることを目指しています。これは、研究者が研究に専念できる時間を確保するための抜本的な環境改革に基づいています。

データ駆動型研究の推進

特に注目すべき点は、AIや医療ビッグデータの戦略的な活用によるデータ駆動型の研究が推進されることです。これにより、研究の質を向上させると同時に、研究者がより革新的で挑戦的な研究を行うことを可能にします。

プログラムの実施内容

プログラムの代表者には名古屋大学の勝野雅央教授が就任し、実施期間は2025年10月1日から2028年3月31日までを予定しています。岡山大学の和田淳教授や、順天堂大学の髙橋和久教授など、各大学の責任者と研究マネージャーが協力し、強固な研究体制を築いていきます。これは、医学研究と産学連携の未来を切り拓くためのロールモデルとなることを念頭に置いています。

未来への期待

この新たな教育プログラムの導入により、若手研究者が活躍できる環境が整備され、次世代の医療技術の革新が期待されます。また、地域に根ざした研究を通じて、持続可能な社会の実現にも寄与できるでしょう。岡山大学が掲げる「持続可能な開発目標（SDGs）」への取り組みもあいまって、このプログラムは国際的にも注目されるものとなりそうです。

今後、三大学の連携がどのような成果をもたらすか、私たちも期待しています。医学研究の進展とともに、地域社会への貢献が加速することが期待されます。

詳しい発表内容は、以下のリンクで確認できます。プレスリリース詳細