VR体験と文化の融合「空想するさいたま」
埼玉県さいたま市で注目の展示、アーツカウンシルさいたまのプロジェクト「空想するさいたま」が、令和7年度に新たな形で登場します。このプロジェクトは、地域の文化資源をテーマにした作品をデジタルで表現することで、さいたま市の魅力を広く知ってもらうことを目的としています。
魅力的な展示内容
今回の展示は、あえて「夢」をテーマにしており、特に盆栽、人形、鉄道といったさいたま市の文化を素材にしたVRゲーム作品が中心となります。作家の徐秋成(ジョ・チウチエン)は、日常生活から一歩離れ、夢の中での自由さを感じてもらえるような大胆で不思議な世界を作り出しました。この夢の中を、VR映像を通して体験できるのです。
体験者は、VRゴーグルを装着し、コントローラーを手にした上で約15分にわたって、仮想空間を自ら自由に探索します。日常の喧騒を忘れさせてくれるような体験とは一体どのようなものでしょうか。
開催詳細
このスペシャルな展示は、2023年11月21日から12月3日まで、大宮盆栽美術館のロビーで実施されます。土曜日と日曜日しか観覧できない11月27日を除き、毎日午前11時から午後3時30分までの時間で入場可能です。なお、参加は無料で、事前申し込みも不要ですが、当日先着順となりますので、早めに訪れることをおすすめします。
また、混雑具合に応じて整理券を配布する場合や、早めに受付を終了することがあるため、注意が必要です。展示の観覧にあたっては、別途入館料が必要ですので、こちらもご確認ください。
徐秋成について
このプロジェクトに参加している徐秋成は、1993年に中国河南省で生まれました。多摩美術大学のメディア芸術コースを卒業後、東京藝術大学大学院で先端芸術を追求し、現在は夢や記憶をテーマにした作品を生み出しています。2023年にはアジアデジタルアート大賞で大賞を受賞。彼の作品は、ゲームと演劇を融合させた新しい芸術の形として、高く評価されています。
さいたま市の文化を感じる
「空想するさいたま」は、さいたま市の文化資源を掘り起こすプロジェクトであり、参加者に新たな観点で市の魅力を再発見してもらうことがこのプロジェクトの目的です。アーツカウンシルさいたまは、今後も多種多様な文化芸術活動を通じて、地域の人々と触れ合い、心豊かに過ごせる街づくりに取り組んでいきます。
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