富士薬品と桐生市が手を組む新しい地域支援
埼玉に本社を構える株式会社富士薬品が、群馬県桐生市と包括連携協定を締結しました。この協定は、地域の防災や健康支援に力を注ぐ内容で、2025年4月24日に桐生市役所で行われた締結式で発表されました。
協定の6つの柱
本協定に基づき、富士薬品は以下の6項目に取り組むことを約束しています。
1.
防災・災害支援: 災害時には、避難所への医薬品を無償で提供します。
2.
健康と福祉の増進: 配置薬契約者のもとへ訪問の際、健康に役立つ情報を提供し、富士薬品が用意したオリジナル動画を視聴してもらう活動を展開します。
3.
高齢者の見守り支援: 配置薬の特性を活かし、高齢者の健康と安全を見守る支援活動を行います。
4.
安心・安全な環境の構築: 公共施設やイベントに配置薬を設置し、異常があれば情報提供を行います。
5.
市政情報の発信: 桐生市の市政や観光情報を、配置薬契約者に対して配布し、地域のハブとなります。
6.
地域活性化: 協定の目的を達成するため、協議を重ねて必要な施策を実施します。
(注: 災害時に無償提供される医薬品は、契約期間中に被災されたお客様が対象です。)
協定締結の背景
富士薬品は「とどけ、元気。つづけ、元気。」というスローガンを掲げ、人々の健康な暮らしを支えることを企業の使命としています。配置薬販売を通じて、地域住民の生活に寄り添ったサービスを提供することを目指しています。スタートから92年以上も続くこのサービスは、現在桐生市内で約3,800の家庭や企業に支持されています。地域の健康促進や災害対策においても、富士薬品の活動が不可欠とされています。
一方の桐生市では、「桐生市安全なまちづくり推進基本計画」をもとに自助と共助の精神で地域安全を推進しています。このような背景から、富士薬品は桐生市との連携を通じて地域貢献を果たすことになりました。
この連携協定は、富士薬品にとって21例目の地方自治体との協定であり、地域活性化に向けた新たな一歩を印象付けるものとなりました。
企業概要
富士薬品は、1930年に創業され、医薬品の研究開発から販売まで幅広く事業を展開する複合型医薬品企業です。「セイムス」というブランド名のもと、全国に1,273店舗のドラッグストアを展開し、特に配置薬販売を通じて地域の人々に密着したサービスを提供しています。医療用医薬品の研究開発も行っており、地域社会との絆を深めながら健康な社会を実現するため尽力しています。
まとめ
富士薬品と桐生市の包括連携協定は、地域社会の健康と安全を支える重要な取り組みです。今後の活動に注目が集まります。