昭光サイエンス、Agilentとの新たな提携による市場展開
昭光サイエンス株式会社は、アメリカ・カリフォルニア州に本社を置くグローバル企業Agilent Technologies, Inc.の多角度光散乱検出器「Agilent 1260 Infinity Ⅱ MALS」の日本国内販売を開始しました。この提携により、昭光サイエンスは高分子やバイオ医薬品の解析技術を市場に提供することとなります。
多角度光散乱検出器の重要性
多角度光散乱検出器は、高分子の分子量や溶液中でのサイズ、形状を分析するための重要なツールです。この技術は、機能性ポリマーや先端材料、さらにバイオ医薬品など、さまざまな研究分野での利用が期待されています。特に、近年の健康食品や次世代医薬品の開発において、高分子の特性を正確に把握することは非常に重要です。
昭光サイエンスの歴史と技術力
昭光サイエンスは、光散乱技術に30年以上の経験を持ち、国内の多くの研究機関での機器導入実績があります。これまでに築いた技術的なノウハウをもとに、Agilentの多角度光散乱検出器の普及に努め、研究者への技術サポートや解析の相談にも応じる体制を整えています。
販売代理店契約の背景
近年、日本国内での高分子解析やバイオ医薬品の需要が増加しており、Agilentはこのニーズに応える形で日本市場での多角度光散乱技術の普及を図る方針を打ち出しました。昭光サイエンスの豊富な販売実績と技術サポート体制が評価され、代理店契約が締結に至りました。契約は2025年12月に発効され、Agilentの製品について昭光サイエンスが販売、技術サポート及びアフターサービスを行うことになります。
多角度光散乱が求められる理由
多角度光散乱検出器は、高分子の“絶対分子量”を要求する数少ない測定方法の一つです。近年、機能性材料分野だけでなく、さまざまな新製品や新薬の開発においてもその利用が拡大しています。このため、分子量や分岐度、溶液中での相互作用を正確に把握することが求められています。
製品の特徴と仕様
新たに販売を開始する「Agilent 1260 Infinity Ⅱ MALS」は、静的光散乱測定法を用いて高分子の絶対分子量と溶液中の分子サイズを測定します。この装置をGPC/SECシステムと接続することで、高分子の詳細な分布を分析することが可能です。
- - 分子量測定範囲: 10³Da~10⁹Da(サンプルに依存)
- - 分子サイズ測定範囲: 8nm~500nm(Rg)(サンプルに依存)
- - 検出角度: 12°~164°に20角度
- - 最大圧力負荷: 5bar
- - セル材質: ガラス、チタン、PTFE + 20% カーボン
- - 電源: 100~240V、155W
展望と今後のイベント
昭光サイエンスは今後も技術力を活かし、多角度光散乱検出器の販売とともに、研究機関や企業とのネットワークを広げる計画です。2026年にはファーマラボEXPOやJASISに出展し、さらなる普及拡大を目指しています。
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