未来を考えるシンポジウム
2025-04-28 00:07:22

岡山大学と信州大学が共同開催 地域中核・研究大学シンポジウムで未来を考える

岡山大学と信州大学が共同開催したシンポジウム



2025年3月17日、国立大学法人岡山大学の津島キャンパスで「岡山大学-信州大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)連携シンポジウム」が開催されました。本イベントには100名以上の研究者や関係者が参加し、地域と社会における研究の役割や未来の可能性について熱心な議論が交わされました。

研究シンポジウムの目的と意義



このシンポジウムの主な目的は、岡山大学と信州大学が連携して新たな研究の方向性や組織・制度改革についての意見交換を行うことです。特に、岡山大学が注力する「植物・光エネルギー」と、信州大学の「水」に関する研究の親和性が高く、本連携によってさらなる研究の深化が期待されています。これにより、地球規模の課題解決に繋がる新しい知見が得られることが目指されています。

具体的な研究内容の発表



シンポジウムでは、岡山大学異分野基礎科学研究所から仁科勇太教授と山方啓教授、信州大学アクア・リジェネレーション機構から手嶋勝弥機構長と久富隆史教授が登壇し、それぞれの研究成果を発表しました。

仁科教授は「ナノカーボン×サーキュラーエコノミー × 岡山大学J-PEAKS:長期ビジョン2050」について説明し、革新的な炭素材料の開発とその影響を論じました。山方教授は、水と光を利用した水素製造に関連する光触媒について発表し、粉末欠陥が光触媒の性能向上に寄与することを示しました。

手嶋教授は、安全な水を供給するために行っている研究活動や、ロボット技術を用いた環境整備の進捗について詳しく発表しました。久富教授は、グリーン水素の生成過程や安全性検証について述べ、その重要性を強調しました。

研究大学の将来に向けて



また、研究発表後には、研究大学の発展に寄与するための戦略やマネジメントについても議論が行われ、今後の研究の方向性が共有されました。両大学の教職員たちは、互いの良いところを学び合うことの重要性について再確認し、未来志向の研究開発を進めるための意見を交わしました。

名古屋大学の藤巻朗副総長からもオンラインでメッセージが寄せられ、両大学のビジョンに対する期待が述べられました。彼は特に、若手教職員にもワクワクするような研究環境を提供することの重要性を強調しました。

結論と未来の展望



「J-PEAKS」は、全国規模で研究力を強化するための大型支援事業であり、岡山大学はこのプロジェクトを通じて地域と地球の未来を共創し、社会を変革することを目指しています。シンポジウムを通じて、岡山大学と信州大学の連携が、学際的な研究と社会貢献につながることが期待されます。今後の展開に注目が集まります。


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