埼玉発!家族で楽しむ防災・減災運動会「マチトモカップ2025」
2023年8月30日、埼玉県越谷市に本社を持つポラスグループ中央グリーン開発株式会社が主催する「マチトモカップ2025夏まつり~防災・減災運動会~」が、オンライン形式で開催されました。これは、9月1日の防災の日に備えて行われた分譲地対抗イベントで、地域のコミュニティを醸成しつつ、楽しく防災を学ぶ機会として注目されました。
イベントの概要
参加したのは、埼玉県と千葉県の分譲地から集まった62世帯216人。対抗形式で行われる運動会では、防災・減災に関するクイズや、災害用伝言ダイヤル(171)の使い方の紹介、さらにはグループ討議や分譲地ごとのバケツリレーなど、参加者同士が協力しながら学ぶ内容が盛り込まれています。
「マチトモカップ」は、毎年1回行われており、今回で11回目を迎えます。参加者は、楽しい競技を通じて、有事に直面した際に必要な意識の啓発を受けると共に、隣人同士のつながりを深めることができました。
楽しみながら学べる防災知識
例えば、防災・減災クイズでは、地震や大雨といったシナリオに基づく問題が出題され、参加者はそれに対して答えを考えました。出題された問題の一例として、「お家のリビングで地震が発生!あなたがとる行動は?」というものがあり、その正解は『自分の身を守る』でした。これは、物が落ちてこない場所に避難する大切さを示しています。
また、「帰宅途中で地震が発生した際、家族への連絡で最も適しているツールは?」という問いには、災害伝言ダイヤル「171」が最適とされ、大規模災害時の通信手段の重要性が強調されました。
さらに、「大雨による避難指示発令時に適した履物は?」という問題では、スニーカーが推奨され、万が一の時に迅速な行動ができるようにするための実践的な知識が提供されました。
コミュニティの絆を深める
イベント終了後は、参加者たちは分譲地ごとに楽しいアクティビティを行いました。バケツリレーで貯まった水を使ったスーパーボールすくいや、自由に花火を楽しむことで、夏の風物詩とも言える素敵な思い出が作られました。
三芳町の分譲住宅に住む参加者の田丸浩美さんは、「年に1回分譲地の方々が集まって防災について考えることができるのは、とても良い機会でした」と語り、イベントの意義を実感していました。
主催者の思い
このイベントを実施した中央グリーン開発株式会社のCSV推進室主任、柴俊之さんは、「地震や水害などの不安を皆様に身近に感じてもらえるよう取り組んでいます。本イベントが皆さんにとって、家族や隣人とのつながりを深めるきっかけになれば幸いです」と語っています。
夏の思い出を楽しみながら、災害に対する意識を高めることができる「マチトモカップ2025」。これからも地域のつながりを大切にしながら、防災活動は続けられていくことでしょう。