男性のケア経験を考える新たなキャリアモデル
一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、2025年8月30日に開催された「プロティアン・フォーラム2025~働き方と生き方の未来生成~」のセッションをアーカイブ配信として公開しました。このフォーラムは、国内では最大級のキャリアイベントであり、これまでに累積で2000名以上が参加する盛況なイベントとなりました。参加者は組織と個人の課題に多面的にアプローチし、全15セッションが無料で視聴可能です。
特に注目すべきは、「男性のケア経験から読み解く人的資本戦略化」というセッションです。このセッションでは、男性の育児における新たな役割と、キャリアモデルの見直しが提起されました。参加したゲストは、男性学の専門家である多賀太氏で、彼の知見を通じて、男性の働き方や生き方の新たな可能性を探ります。
男性の育児と働き方への新しい視点
このセッションでは、男性が育児に携わることの重要性が強調されました。従来、育児は主に女性に一任されてきましたが、はたしてそれが持続可能な社会を形成するうえで良いアプローチなのか、再考が求められています。男性が育児に関わることで、家族のダイナミクスがどのように変化し、社会や職場でのジェンダー平等の推進につながるのかを探ることが必要です。これにより、組織の活性化や個人のキャリア発展にも寄与する可能性があります。
参加者からは、育児の経験を通じて、いかに仕事と家庭を両立させるか、そしてそれを人的資本戦略へとつなげるかの議論がなされました。また、様々な職場環境での男性の育児に関する実践例や課題を共有することで、参加者同士の対話が生まれ、より深い理解が促進されました。
アーカイブ視聴は無料!
このセッションに関するアーカイブは、2025年11月5日(水)から公開される予定です。視聴には個人情報の入力は不要で、誰でも無料で参加できるため、興味のある方はぜひご覧ください。
こちらから視聴できます。
フォーラムの意義
プロティアン・フォーラム2025は、組織と個人の関係をより良くするために設立されたもので、その活動内容はキャリアに関する対話のみならず、様々な個人の生活スタイルにも影響を与えるものです。特に、AI時代のキャリア形成、人的資本の管理、キャリアオーナーシップの重要性など、多様な視点からの議論が展開されました。
今後の取り組み
プロティアン・キャリア協会は、今回のフォーラムの成功を受けて、今後も育児や働き方に関するコラムの発信やイベントの企画を通じて、男性のキャリア形成の場を提供し続ける予定です。
育児ラボからは、「今後の職場での実践につながる場を確保できたことが重要だ」とのコメントが寄せられ、今後の取り組みに期待が高まっています。
プロティアン・キャリア協会について
一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、東京都新宿区に本拠を置き、2020年に設立されました。キャリア対話型組織開発や個人向けのキャリア支援を行い、現在多くの出席者とともに進化し続けています。協会の詳細は
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