AQ Group純木造8階建て本社ビルが木材活用コンクールで受賞
株式会社AQ Groupが建設した純木造の8階建て本社ビルが、最近「木材活用コンクール」で優秀賞を受賞しました。この受賞は、AQ Groupにとって竣工からたった1年で5度目の栄誉となります。
木材の可能性を広げる新しい取り組み
これは、木造建築の可能性を追求するAQ Groupが、これまでの技術を結集して完成させたもので、木材活用への貢献が高く評価されています。特に、このビルは地球環境への配慮に基づく設計が施され、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが際立っていると言えるでしょう。
木材活用コンクールとは
木材活用コンクールは、1997年に設立され、木材の新たな利用方法とその普及を推進するための大会です。もともとこのコンクールは、木材業界の活性化を図ることを目的としており、AQ Groupは過去のコンクールでも受賞歴があります。今回の受賞は、同社のつくば支店が2017年に受賞したことに続くものであり、特に注目されています。
本社ビルの特徴
新しい本社ビルは、埼玉県さいたま市西区に位置し、延床面積6076.52㎡の実績を誇ります。木造軸組工法を採用しており、耐震性にも優れています。また、使用されている国産材の割合は36.6%と、高い地元材利用率を誇ります。ビルの最高高さは30.93mに達し、3.8mの基準階での階高が設計されています。
設計の革新性
この8階建てビルは、単に木造建築であるだけでなく、伝統的な技法や現代的な技術を融合させた非常に先進的な建物です。特に、開発された高倍率耐力壁や一般流通材の組み合わせによって、より安全で持続可能なビルが完成しました。さらに、国際的なデザイン賞「iF DESIGN AWARD2025」など、多くの評価を受けています。
環境への取り組み
AQ Groupは、木造戸建て住宅を年間2000棟以上提供しており、今回の受賞はそれにとどまらず、大規模な木造建築にも取り組んでいます。最近では純木造5階建ての耐震実験や、さらには米国での耐震プロジェクトにも参加し、国際的なレベルでの実験によって得たデータを活用しています。
これからの展望
今回の受賞を通じて、AQ Groupは木造建築の可能性に挑戦する企業として、その存在感を示し続けています。今後も「豊かな暮らし」の実現を追求しつつ、地球環境の保護に寄与する事業モデルを展開していく方針です。人々の暮らしを支える魅力的な木造建築に、これからも期待が寄せられます。