第19回塙保己一賞の候補者募集が開始!
埼玉県が誇る偉大な学者「塙保己一」にちなんだ第19回塙保己一賞の候補者募集が始まりました。この賞は、障害がありながらも社会に貢献している方々や、障害者の支援に取り組んでいる個人や団体を讃える目的で設立されたものです。平成19年度にスタートし、これまでに57名と12団体を表彰してきました。今回はその内容を詳しくお伝えします。
1. 賞の種類と対象者
大賞
対象となるのは、日本国内に在住し社会的に顕著な活動を行ってきた障害者本人です。大賞は、この賞の中で最も名誉のある賞です。
奨励賞
社会的活動が今後も期待される60歳未満の障害者が対象です。こちらも、日本国内に居住する方が対象です。
貢献賞
障害者を支援する活動を行っている個人や団体に授与される賞です。障害の有無は問われず、幅広い範囲での取り組みが評価されます。
応募する際、視覚障害以外の障害を持つ方もこの賞に応募することができます。
2. 応募方法
候補者として推奨される方は、候補者調書と推薦書に必要事項を記入し、応募する必要があります。応募方法についての詳しい情報は、埼玉県の公式ウェブサイトに掲載されていますので、そちらを参考にしてください。以下のリンクから確認できます。
埼玉県公式サイト
3. 募集期間
今年度の募集期間は、令和7年6月1日(日)から8月31日(日)までです。応募は当日消印有効となっていますので、早めの準備をお勧めします。
4. 選考方法
塙保己一賞選考委員会での選考を経て、知事が最終的な決定を下します。このプロセスを通じて、選ばれた候補者は賞の対象となります。
5. 表彰式
受賞者には、令和7年12月20日(土)に開催される表彰式で表彰状と記念品が贈呈されます。この晴れの日を共に祝うことができるのは、受賞者だけでなく、支援者や地域の方々にとっても重要なイベントです。
6. 主催・後援
この賞は、埼玉県が主催し、本庄市や埼玉県教育委員会が共催しています。また、厚生労働省、文部科学省、様々な社会福祉団体から後援を受けています。これにより、地域全体での支援と賛同が得られています。
塙保己一について
塙保己一は、1746年に生まれた江戸時代の全盲の学者で、特に文献収集や編纂において重要な役割を果たしました。全盲でありながら、日本の学術に多大な影響を与えた彼の偉業は、今を生きる私たちにとっても大変重要な意義を持っています。このような偉大な人物を讃える賞が今日まで続いていることは、社会全体の意識と支援の在り方を示しています。
今回の塙保己一賞への応募を通じて、より多くの人々が障害のある方々に目を向け、理解を深め、助け合う社会を創っていくことを目指しています。障害者支援に関心のある方は、ぜひこの機会に応募を検討してみてはいかがでしょうか?