マダニ被害の実態
2026-08-05 09:33:17

マダニに噛まれた際の正しい対処法と予防法について

マダニに噛まれた際の正しい対処法と予防法について



近年、アウトドア活動の増加に伴い、マダニによる被害が懸念されています。特にお盆の時期、キャンプや登山、農作業など、自然の中での活動が多くなりますが、実際にマダニに噛まれた経験を持つ人が多いことが調査で明らかになりました。ただし、正しい対処法を知っている人は限られており、非常に危険な状況です。

調査の背景



医療法人社団鉄結会が実施した調査では、20代から60代の男女300名を対象に、マダニの刺咬経験やその際の対処法、SFTSなどの感染症リスクに対する認知度を調査しました。調査の結果、マダニに噛まれた約4割の方がその経験を持っていることが判明しましたが、驚くことに81.3%の人が自己処置を試みたと回答しています。この結果からは、正しい知識の普及が急務であることがわかります。

マダニの特徴と感染症リスク



マダニとは



マダニは、草むらや山中に生息する吸血性の節足動物です。小さな体であるため、一見すると見逃しがちですが、皮膚に深く刺し込み、数日間にわたって吸血を行います。そのため、発見が遅れることも多いです。

感染症の危険



マダニが媒介する代表的な感染症には、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)日本紅斑熱 があります。これらの感染症にかかると、高熱や消化器症状、血小板減少といった深刻な症状が現れ、致死率は10〜30%と報告されています。しかし、SFTSの存在を知っている人はわずか23.7%しかいませんでした。これは非常に危険です。

正しい対処法



マダニに噛まれた場合、最も重要なのは自己処置をしないことです。自己処置を行うと、マダニの口器が皮膚内に残存し、感染症リスクが高まります。調査結果では、正しい対処法を知っていた人は18.3%に留まりました。

以下が、マダニに噛まれた際の正しい対応です。
  • - 触らずにそのまま皮膚科を受診すること:マダニを触れず、すぐに皮膚科を訪れるのが最も安全です。医療機関では専用の器具を使い、確実に除去してもらえます。
  • - 経過観察:受診後は、発熱や発疹などの症状が出た場合に備え、経過観察が必要です。

予防策



マダニから身を守るためには、基本的な予防策が重要です。具体的には、以下のような方法があります。
  • - 長袖・長ズボンを着用し肌の露出を控える
  • - 虫除けスプレーを使用する:特にディートやイカリジンが含まれたものがおすすめです。
  • - 草むらや藪に直接座らない:これにより、マダニの接触を避けることができます。
  • - 帰宅後はすぐに入浴し、全身を確認する:特に耳の後ろや膝裏など、7-9月は注意が必要です。

まとめ



調査の結果、マダニ被害の多くが確認され、必要な対処法やリスクについての認識が低いことが浮き彫りになりました。特に、お盆シーズンのアウトドア活動はマダニ被害のリスクが高まりますので、事前の対策が求められます。もしも万が一マダニに噛まれた場合は、挫けずに皮膚科を受診してください。適切な対応を行うことで、重篤な感染症を避けることができるでしょう。


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