パリー食堂存続の危機
2025-10-10 14:23:24

秩父の文化財「パリー食堂」が存続の危機、未来へ繋ぐ挑戦

秩父の文化財「パリー食堂」が存続の危機に



埼玉県秩父市にある「パリー食堂」は、創業から98年が経過した歴史深い老舗です。しかし、近年の耐震診断で「大地震で倒壊の恐れあり」という衝撃の結果が判明しました。そのため、食堂を運営する川邉義友さん(82歳)と孫の晃希さん(30歳)は、4,000万円の耐震工事費を募るためにクラウドファンディングを始めます。

老舗の魅力と地域への影響



「パリー食堂」は年間約20,000人が訪れる観光名所であり、同店のレトロな外観やインテリアは多くの人々に親しまれています。食事だけでなく、昭和の空気感を体験できる貴重な場所であり、その存在が秩父の観光資源としても大切です。

この老舗が無くなることは、地域経済や観光業にとって深刻な影響をもたらします。商店街や宿泊業、交通面でもインパクトがあり、秩父の顔が失われることを意味します。

地域福祉と未来への支援



さらに、「パリー食堂」では2024年から「こども食堂パリー」を毎月第3金曜日に開催します。これは、300人以上の子どもたちに食と地域のつながりを提供する場として機能しています。地域の福祉を支える拠点でもあり、この文化財を失うことはそういった活動にも大きな影響を与えかねません。

SNSで広がる声援



また、今年の7月から始まったTikTokではフォロワーが26,000人に達し、累計再生回数は1,000万回を超えました。多くの人が「行ったことある!」「絶対残してほしい!」とコメントを寄せ、全国からの応援が集まっています。このようなSNSでの広がりは、地域文化を守るための強力な後押しとなっています。

クラウドファンディングの詳細



クラウドファンディングは2025年10月16日から開始し、目標金額は4,000万円です。集まった資金は、文化財の修繕と耐震補強に活用されます。返礼品には、オリジナルステッカーや記念木札、オリジナル丼などが用意され、支援者には特別な体験が待っています。

家族の思いを受け継いで



川邉義友さんは、「人生を賭けた挑戦」と位置付け、家族や地域との絆を大切にしてきたこの店を未来に残すための思いを語ります。4代目の晃希さんも、観光資源の保護や地域福祉の観点から、この挑戦が成功することの重要性を強調しています。

三つの目指す未来



今回の挑戦は、単なる「一店舗を守るプロジェクト」ではありません。文化財の保存、地域の子どもたちの居場所づくり、秩父の観光資源を次世代に継承することを目指しています。

“秩父の文化を守る”という大名目のもと、私たち一人一人の力を合わせ、この昭和のタイムカプセルを未来へ繋ぐために、ぜひご支援をお願いいたします。

詳しくはこちらのプロジェクトページをご覧ください


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