新理事長西内良子が就任、持続可能な経営基盤の強化へ向けて始動
生活協同組合パルシステム埼玉の第32回通常総代会が、2023年6月17日にパレスホテル大宮で開催され、新理事長として西内良子が選任されました。今回の総代会には391人の提案者のうち、382人が出席し、提出された全ての議案が可決されました。
総代会の概要と可決された議案
今回の総代会は、出席者118人、書面出席264人というフル出席のもとに進行し、以下の4つの主要な議案が承認されました。
1. 2024年度事業活動報告及び決算、剰余金処分案の承認
2. 2025年度事業活動方針及び予算の決定
3. 役員報酬限度額の決定
4. 役員退任慰労金支給の件
2024年度の事業活動は、物価高騰と米市場への影響のために、一人当たりの利用金額が増加しました。その結果、事業高は331.5億円を記録し、前年の実績を上回りましたが、経費の増加により増収減益で終える形となりました。
2025年度は特に人材確保を強化し、持続可能な経営基盤を確立するための施策を推進する方針です。
新しい役員体制
役員選任では、理事22人、監事4人が選ばれ、西内良子が新代表理事に就任しました。彼女は、これまで3期6年、代表理事を務めた樋口民子に代わる形で役職に就くことになりました。代表理事専務には森田康生が重任されました。
新役員体制一覧
- - 新任代表理事: 西内良子
- - 代表理事専務: 森田康生
新体制のもと、パルシステム埼玉は「心豊かなくらしと共生の社会づくり」を目指し、地域と共に歩む活動を強化していくことを表明しています。
組合の概要
パルシステム埼玉は、埼玉県蕨市に本部を置き、組合員数は約22.8万人に達しています。また、出資金は94.4億円、総事業高は331.5億円(2025年3月末現在)となっています。この組織は、地域のニーズに応え、持続可能な社会を実現するための活動に重きを置いています。
公式ホームページでは、組合の詳細や最新情報が提供されていますので、ぜひ訪れてみてください。
特に2025年は国際協同組合年であり、この機会にパルシステム埼玉はさらなる協同組合の価値を発信していくとしています。この新しい時代の流れを受けて、持続可能で豊かな暮らしを実現するための施策に期待が寄せられることでしょう。