埼玉県での激闘!スポGOMI甲子園2025県大会
9月6日、埼玉県の大宮公園にて『スポGOMI甲子園2025 埼玉県大会』が開催されました。この大会は、15~18歳の高校生たちが3人1組のチームを結成し、限られた時間内に指定エリアでごみを拾い、その質と量を競うものです。参加したのは全27名、9チームで、収集したごみの総量はなんと12.82kgに達しました。
私たちの深刻化する海洋ごみ問題に取り組む意識を高めるために実施されるこのイベント。近年、陸地から流出するごみが海洋ごみの約8割を占めていると言われています。スポGOMI甲子園は、参加者を通じて海洋ごみ問題に対する理解を深めるきっかけを提供しています。
大会の開会式には、埼玉県の関係者や協力団体のメンバーも参加し、選手たちへエールを送りました。競技開始後、参加者は持ち時間の中で必死にごみを集めました。特に目を引いたのは、2024年全国大会優勝チームの川口工業高校「クリーンLV0」。彼らは圧倒的な戦力を誇り、序盤から明確なリードを築くことに成功しました。
優勝の瞬間
「クリーンLV0」は、合計6.04kgのごみを拾い756ポイントを獲得し、堂々と優勝を果たしました。準優勝は初出場の大川学園高校「お掃除ハムちゃんず」で、こちらも日常的な清掃活動が功を奏し、スピーディにごみを収集しましたが、川口工業高校の強さには叶いませんでした。特に注目されたのは、川口工業高校から出場した「川口からの挑戦者」がオリジナルアイテム賞を受賞したことです。全体を通じて、参加チーム間での熱い競争が繰り広げられました。
大宮公園と海洋ごみ問題
埼玉県の大宮公園は、年間を通じて多くの人々が訪れる憩いの場です。そのため、訪れる人の数に比例してごみも多く発生します。こうした問題を少しでも改善するために、スポGOMI甲子園は小さな一歩を踏み出しています。埼玉県が海に近くない地域であるからこそ、地域の高校生たちがこの活動を通じて海洋ごみ問題に意識を向けることは重要だとされています。
優勝チームのコメント
優勝を果たした「クリーンLV0」のメンバーは、「普段人目につかないような場所にも多くのごみがあり、頭の中で計画していた動きをスムーズに実行できたことが勝因です」と語り、全国大会連覇を見据えての意気込みを示しました。
スポGOMI甲子園の意義
スポGOMI甲子園は、単なるごみ拾いイベントではなく、地域に潜むごみ問題を体験を通じて学ぶ場でもあります。この取組みを通じて、未来を担う高校生たちが一丸となり、環境問題に真剣に取り組む意義を再確認する機会となりました。今後も、この運動が埼玉県内で広がり、若者たちの意識を育んでいくことを期待します。
結論
参加者それぞれが、海洋ごみ問題に対する関心を深め、地域の環境保護に貢献できると信じています。今後の大会にも多くの方々が参加し、さらなる盛り上がりを見せることを願ってやみません。スポGOMI甲子園がもたらす新たな環境意識の波を、埼玉県全体に広げていきましょう。