システムインテグレータ、最新バージョンの「SI Object Browser」をリリース
株式会社システムインテグレータ(この企業は埼玉県さいたま市を本社としている)は、人気のデータベース開発支援ツール「SI Object Browser」の最新バージョン、すなわち「SI Object Browser for Oracle 25」及びそのリードオンリー版「SI Object Browser for Oracle ReadOnly Edition 25」を2025年12月2日より販売開始すると発表しました。この新バージョンは、テーブルの保守メンテナンスをより効率的に行えるよう設計されており、信頼性やセキュリティの強化も図られています。
主な新機能
新たに搭載された機能には、テーブルの差分表示やJSONデータの編集が含まれています。これにより、ユーザーはデータの確認やメンテナンス作業を大幅に効率化できるでしょう。
1. テーブルの差分表示機能
この機能により、ユーザーはSQL実行画面でSELECT文を2回実行し、前回の実行結果と比較することができます。追加や削除、更新されたレコードはハイライト表示され、迅速に差分を確認することが可能となります。特にバックアップテーブルや異なるスキーマ間の差分、といった多様なシチュエーションで活用できることが期待されます。
2. JSONデータの編集機能
JSONデータをツリー形式で編集できる機能も追加されました。これにより、ネストされたJSONデータも階層的に表示し、容易なデータ確認・編集が可能です。テキスト表示に切り替えても、自動的に整形されるため、整った見た目でデータを扱うことができます。
3. テーブルデータのINSERT文出力
新しいバージョンでは、テーブルやSQL画面に表示されたデータをもとにINSERT文を生成することが可能になりました。この機能はデータを絞り込んだ状態で生成したり、複数テーブルを結合したデータを扱うこともできるため、データ移行作業がより柔軟になります。
4. 構文エラーチェックの強化
AIによる構文エラーチェック機能も改善され、修正前と修正後のSQLステートメントを表示することができます。ユーザーは、ハイライト表示された差分を確認した後に、適切に自動訂正ができるようになります。
5. SSH接続への対応
さらに、SSH接続が可能になったことで、安全なデータベース接続が実現しました。これにより、Oracle Cloud Infrastructureにおいてもセキュアな環境でのデータ操作が可能となります。
豊富な機能改善
加えて、オンラインマニュアルが刷新され、オブジェクトリストの列幅が自動で記憶されるようになりました。また、インデックスアドバイザのテスト結果を出力できる機能も追加されています。これらの改善点は、さらにユーザーにとって使いやすい環境を提供しています。
システムインテグレータについて
株式会社システムインテグレータは、1997年から「SI Object Browser」シリーズを販売しており、国内外で21,000社以上、510,000を超えるライセンスが取得されています。この度の新機能追加により、さらなる売上拡大が期待されているそうです。
お問い合わせ
詳細については、株式会社システムインテグレータの公式ウェブサイトや、Object Browser部のメールアドレス(
[email protected])をご覧ください。これからのバージョンアップに期待が寄せられています。