埼玉のデフ陸上選手・門脇翠選手、プラチナアスリートに認定
埼玉県が認定する「プラチナアスリート(シャイン部門)」の強化指定選手に、デフ陸上の門脇翠選手が選ばれました。彼女はデフ(聴覚障がい)アスリートとして、国内外での活躍が期待されています。
東京パワーテクノロジーが支援
門脇選手は、エネルギー事業を中心に多岐にわたるビジネスを展開している東京パワーテクノロジー株式会社の所属選手です。同社は近年、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進に取り組み、デフアスリートの採用を進めてきました。その一環として門脇選手がプラチナアスリートに認定されたことは、障がい者スポーツの理解促進にもつながります。
プラチナアスリート制度とは?
「プラチナアスリート強化支援事業」は埼玉県が主導しており、国際大会や国内の主要な大会で活躍が見込まれる選手を支援するための制度です。この制度では、選手が競技力を向上させることができるよう、専門的な機器や指導者の支援を提供します。プラチナアスリートには、県内での活動を行っている選手が選ばれます。
門脇選手のプロフィール
門脇翠選手は、埼玉県さいたま市出身で、デフ陸上競技の100m及び200mに挑戦しています。聴覚障がいを抱えながらも、幼少期から多様な環境で成長し、インドネシアの日本人学校にも通った経験を持っています。中学校から陸上競技をスタートし、大学ではデフ陸上競技の日本代表に選ばれました。手話を学び、障がいを越えて周囲とのコミュニケーションを図る姿勢には多くの人が感動しています。
門脇選手の競技歴には、一般社団法人日本デフ陸上競技協会の理事や副会長の役職もあり、社会への貢献にも意欲的に取り組んでいます。2025年に東京で開催されるデフリンピックに向けて、更なるパフォーマンス向上を目指して努力を続けています。
積極的な社会貢献活動
彼女は競技活動に加え、講演会や手話教室、D&Iに関連するイベントにも積極的に参加しています。自らの経験を基に、障がい者に対する理解を深める活動に力を入れる姿勢は、多くの若者に刺激を与えています。
今後の門脇選手に関するお知らせは、東京パワーテクノロジーのアスリートサイトに随時掲載される予定です。彼女の競技スケジュールや結果についても注目が集まっています。
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まとめ
門脇選手のプラチナアスリート認定は、彼女個人の栄誉だけでなく、埼玉県のスポーツ文化やD&Iの推進にも大きな影響を与えることでしょう。今後の活躍に期待が寄せられています。