本庄市でデフリンピックへの挑戦を約束したアスリートたち
埼玉県本庄市にて、ケイアイスター不動産株式会社が誇る「ケイアイチャレンジドアスリートチーム」の選手たちが、2025年に東京で開催されるデフリンピックに向けて、意気込みを吉田信解市長に報告しました。参加した選手は、デフサッカー女子の川畑菜奈選手、岩渕亜依選手、東海林香那選手、そしてデフ柔道男子66kg級の佐藤正樹選手です。監督は山本典城氏が務めています。
トレーニングの状況と意気込み
選手たちは、当日の表敬訪問に際し、現在進行中の厳しいトレーニングの様子や、選手各自の心情を吉田市長に伝えました。市長からは、選手たちへの労いの言葉が返され、彼らの努力が報われるよう期待の気持ちを表明しました。吉田市長は「自国開催という特別な機会を生かし、ぜひ良い成績を収めてほしい」と励ましました。
本庄市の支援と期待
市長のコメントは、特に記念すべき100周年を迎えるデフリンピックが日本で行われることへの期待感が強調されました。本庄市としても選手たちが奮闘できる環境を整えることに尽力していく意向を示しています。選手たちにとっても、出場すること自体が名誉であり、地域のプライドを背負った戦いが始まります。
ケイアイチャレンジドアスリートチームの活動
ケイアイチャレンジドアスリートチームは、2019年に設立された集団で、「日本一挑戦するアスリートチーム」を理念とし、障がいを持つ選手たちが続けて高みを目指すことを目指しています。チームに所属する選手は現在9名で、デフサッカー、デフフットサル、ろう者柔道、車いすバスケットボール、車いすバドミントンなど、様々な競技で活躍中です。
選手たちは、社会貢献活動としてイベントや体験会を通じてパラスポーツの普及に努めており、これまでに多くの地域住民にパラスポーツを知ってもらう機会を提供しています。彼らの活動は、埼玉県本庄市を中心に多岐にわたります。
これからの挑戦
選手たちは、自国開催のデフリンピックでの成功に向けて、全力を尽くす覚悟です。もちろん、過去の大会での輝かしい実績も彼らを支えています。2019年のアジア大会や世界大会での優勝経験を持つ選手や、東京2020夏季大会を経てさらなる成長を遂げた選手たちがそろっています。
特に山本監督は、選手一人ひとりの能力を最大限に引き出すための指導に力を入れ、チーム全体の結束を強固にしています。彼は「最高のパフォーマンスを追求し、全力で挑戦していく」と宣言しました。
今後、本庄市の応援を背に、選手たちがどのような成果を上げるのか、私たちも見守っていきたいと思います。これからもスポーツを通じて地域社会に活力を与える存在であり続けてほしいものです。