ノーノーマル時代に必要なリーダーシップとは
一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、組織と個人の関係をより良くするための支援を行う団体です。最近、山本紳也氏の新著「ノーノーマル時代を生き抜く リーダーシップの教科書」の出版を記念して、オンライン対談イベントのアーカイブ配信が開始されました。このイベントは2025年5月29日に行われ、管理職や人事のプロフェッショナルにも大変参考になる内容が提供されました。
イベントでは、山本氏と公益財団法人味の素ファンデーションの専務理事である山崎一郎氏が対談し、現代のリーダーに欠かせない10のコンピテンシーを解説しました。これらの要素は、リーダーシップの在り方が「働きがい」と「働きやすさ」を両立する職場環境に成功するためにどのようにつながるのかを示しています。
変動する時代への対応
私たちが生きる「ノーノーマル時代」とは、正解のない新たな環境とも言えます。このようなVUCA(不安定・不確実・複雑・曖昧)な状況においては、リーダー自身が意思決定をし、柔軟な変化を続ける能力が求められます。現状の「常識」が通用しなくなった今、この能力がどれだけ重要であるかを改めて認識する必要があります。
リーダーは、チームメンバーが働きがいやすい環境を整えることが求められます。セミナー中、山本氏は「働きがい」と「働きやすさ」を両立させるためのリーダーシップのあり方について深堀りしました。特に注目されたのは、上司と部下のコミュニケーション不足や、組織の空気感を醸成する難しさです。これらの課題を克服するための対策や心得が紹介されました。
必要な10のコンピテンシー
山本氏が提案した10のリーダー資質は、これからのリーダーにとって不可欠な要素です。具体的には、目的意識(パーパス)の明確化や多様な意見の尊重といった点が含まれます。これらは、心理的安全性を確保し、リーダーが適切にチームを導くためにも重要です。
さらに、対談を進める中で実践のためのヒントとして、どうやってこれらの資質を日常業務に落とし込むかを議論しました。特に、現場における「好奇心の必要性」や「視野を広げること」の重要性が強調され、人材育成の観点からも考察されました。
書籍の概要
山本氏の著作「ノーノーマル時代を生き抜く リーダーシップの教科書」では、パーパス経営や人的資本経営、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)に基づいた職場づくりが解説されています。リーダー経営に必要な要素を具体的に示しており、組織が成長するための視点を提供しています。
この書籍は、予測不能な時代においてリーダーがどのように行動するべきかを学べる一冊であり、ビジネスリーダーにとっての必読書と言えるでしょう。
イベントの視聴方法
アーカイブ配信は無料で行われており、視聴するための申込URLが提供されています。興味のある方はぜひこの機会に参加し、これからの時代に求められるリーダーシップを学ぶことをお勧めします。また、参加によってリーダーとしての成長に向けた取り組みをより深められることでしょう。詳細な参加申込と視聴方法については、以下のリンクを参照してください。
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このノーノーマル時代を乗り越えるための知識と実践を、ぜひ広めていきたいものです。