岡山大学と夏のワクワク体験
2025年8月4日、岡山市立山南公民館で「令和7年度山南公民館夏休みきっずくらぶ」が開催され、国立大学法人岡山大学の総合技術部が昨年に続き出展しました。今年も多くの子どもたちに親しまれる体験プログラムを用意し、科学とのふれあいを楽しんでもらいました。
参与した理由
昨年、参加希望者が多かったにも関わらず抽選で外れてしまった子どもたちのために、岡山大学は東京から子どもたちをワクワクさせる機会を提供しました。出展内容は「ペットボトルでつくるキラキラ万華鏡」、「入浴剤を作ろう」、「スライムで遊ぼう」という3つのテーマで構成されていました。
アイデア満載の体験ブース
参加したのは、抽選で選ばれた20名の小学生。子どもたちは3グループに分かれ、各テーマを体験しました。中でも「キラキラ万華鏡」のブースは特に人気が高く、参加した子どもたちからは「楽しかった!」との声が多く聞かれました。自分の選んだビーズやおはじき、クリップを使ってオリジナルの万華鏡を作ることで、想像力が掻き立てられました。
「入浴剤を作ろう」では、形や色、香りを選びながら入浴剤を自らデザイン。成形後には水を加えることで起こる発泡反応を観察し、「炭酸ジュースのよう」と驚く子どもたちの姿が印象的でした。さらに、「スライムで遊ぼう」では、自分の好きな色でスライムを作り、手触りを楽しむ時間を持ちました。
高校生ボランティアの支援
このイベントには高校生ボランティアも参加し、会場準備や受付などのサポートを行いました。岡山市立山南学園から5名の高校生が参加し、活気ある雰囲気を一層盛り上げました。ボランティア活動を通して、若い世代が地域の子どもたちに貢献する姿勢は大変素晴らしいものでした。
実施の背景と今後
岡山大学総合技術部の田村義彦部長は、「地域の子どもたちに楽しんでもらえたことを嬉しく思います。ただ知識を教えるだけではなく、楽しみながら科学を学ぶことの重要性を再認識しました。」と振り返りました。
また、学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の森井真理子研究助教は、「この活動を通じて子どもたちの科学への興味を引き出す多彩な取り組みに感銘を受けました。今後も協力し続けたい」と意気込みを語りました。
地域への貢献
岡山大学は、地域とのつながりを重視し、次世代を担う子どもたちに科学の楽しさを伝える役割を果たしています。今回のようなイベントは、学校や地域の枠を超えて行われており、参加した子どもたちにとって貴重な経験となりました。総合技術部としては、今後もこのような活動を続け、科学技術の楽しさを広める方針です。
岡山大学は、持続可能な開発目標(SDGs)にも取り組んでおり、地域の未来を共に創り上げる意義深い活動に期待したいところです。これからも岡山大学と総合技術部の活動に注目していきましょう。