ニッカネ、埼玉に新拠点設立
株式会社ニッカネは、業務用食品卸の重要な拠点である埼玉営業所を新たに設立し、首都圏全体への供給能力を大きく向上させました。この新しい営業所は、2026年2月に移転を行った後、3月より本格的な供給業務を開始しています。新体制では、物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を導入し、スタッフの負担軽減を図るとともに、より迅速で堅牢な食品供給体制を確立しました。
新体制によって生まれた安定した供給
ニッカネの今回の拠点移転は、特に福祉施設や増加する保育園・幼稚園の需要に応えるためです。これらの施設での給食現場には、深刻な人手不足という課題があります。そんな状況の中、ニッカネは新たな供給体制を整えることで、食材の安定供給を実現しました。
新営業所では、物流の効率化や業務負担の軽減を重視しており、特に幼児施設向けの需要が急成長しています。従来は全体の約5%を占めていた幼児施設向けの需要が、現在は16.4%にまで増加しました。このニーズの変化に応えるために、社員と物流機能の明確な役割分担を行い、24時間稼働の限界から脱却することが求められました。
最新の物流システムの導入
ニッカネは、最新の物流システムを活用し、サービスの向上とスタッフの負担軽減の両立を目指しました。具体的な取り組みとして、以下のような施策を行っています:
1.
効率的なピッキングシステム:冷凍・冷蔵庫内の作業時間を最小限に抑える仕分けシステムを導入し、複数の配送先を同時に集荷できる「マルチカートシステム」を運営しています。
2.
デジタル検品:バーコードリーダーを使用した検品方式に切り替えることで、誰でも正確に作業できる環境を整えています。これにより、ミスが減少し、業務の効率が上がっています。
3.
地域雇用の継続:旧拠点を活用することで、地元の熟練スタッフを大切にし、地域社外の雇用を維持しています。
今後の展望と社会貢献
ニッカネは1975年の創業以来、1万アイテムを超える業務用食品を通じて社会の基盤を支える企業として成長を続けてきました。売上は378億円、従業員850名と規模も拡大していますが、今後は高齢化や共働き世帯の増加といった社会的課題に対して、食の供給を通じて解決に貢献していくことを目指しています。
また、「健康経営」を推進し、ワークライフバランスを大切にした働き方改革にも注力しています。ニッカネは、地域社会に根ざした「食のインフラ企業」として、今後もさまざまな挑戦を続けます。
株式会社ニッカネの概要
- - 創業:1975年
- - 所在地:栃木県河内郡上三川町
- - 事業内容:業務用食品専門の卸売業
食と健康を支え、社会に貢献するニッカネは、このシステムの充実により、より一層の成長が期待される企業となるでしょう。