木造建築の未来
2025-10-31 15:57:49

国交省採択の新プロジェクトがもたらす木造建築の未来とは

木造建築の未来を切り開く「ともつくネット」



2024年、AQ Groupが推進する「中大規模木造建築 共創〈ともつく〉ネットワーク(ともつくネット)」が国土交通省の支援を受ける初めてのプロジェクトが遂に始動しました。このネットワークの第1号案件として、池田建設が計画している「純木造5階建て複合ビル」が令和7年度優良木造建築物等整備推進事業に採択されたことで、木造建築の新たな可能性が広がっています。

プロジェクトの背景



AQ Groupは埼玉県さいたま市に本社を置く企業で、木造建築の普及を目的に中大規模木造建築のネットワークを設立しました。このネットワークが目指すのは、木質構造の開発と普及を通じて、47都道府県に渡る中大規模木造建築の推進です。特に池田建設は、地域に密着した経営スタイルを持ち、1960年から続く歴史ある建設会社です。

池田建設の計画



池田建設が手掛けるこちらのプロジェクトでは、「純木造5階建て複合ビル」を建設することを計画しており、地域の木材を使用したサステナブルな設計が特徴です。このビルは、鉛直荷重を支える「ラーメン構造」と、水平荷重に対応する「高耐力組子格子耐力壁」を用いて大空間を確保。木材の温かみを感じるデザインにもこだわっています。

建設予定地は国道バイパス沿いの角地で、2026年秋に着工し、2027年秋の完成を見込んでいます。このプロジェクトが成功することで、地域のランドマークとなり、観光やビジネスの振興にも寄与することが期待されています。

“ともにつくる”未来の木造建築



AQ Groupは2024年から「フォレストビルダーズ」を結成し、今後の木造建築の普及に注力していきます。加盟企業には、「AQ木のみ構法」を使用した木造建築を推進するなどの支援が行われ、技術の研修や経営の学びの場を提供しています。特に、池田建設は初期メンバーとして様々な木造建築プロジェクトに参加しており、他の加盟企業も新たな計画を進めています。

未来への展望



このプロジェクトにより、地域工務店が主体となる木造建築の未来が明るく開かれています。AQ Groupと池田建設の取り組みが広がることで、木材を使用した環境に配慮した建築物が日本中に増え、持続可能な社会の実現への一助となることでしょう。さらに、職人たちの技術課題や経営面でのサポートが整うことで、更なる発展も期待できるでしょう。

これからの木造建築に注目が集まる中で、「ともつくネット」は次世代の建築スタイルを確立し、地域と共に成長する姿勢を大切にしながら前進します。今後の展開がとても楽しみです。


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