山形の養豚生産者と交流し食の背景を知る産地リレー会

山形の養豚生産者と交流しよう！産地リレー交流会のご紹介

埼玉県さいたま市で、山形県の養豚生産者との貴重な交流会が行われます。生活協同組合パルシステム埼玉が主催するこのイベントは、12月19日（金）の午前10時30分から12時30分まで、浦和区にある「ぱる★てらす」で開催されます。今回は、全国の産直提携5産地から作り手を迎える「産直連続講座」の第3回を迎え、特に山形の養豚について深く知る絶好のチャンスです。

交流会の目的と内容

この交流会の目的は、「産地から食卓まで」の過程を理解し、食べ物の背後にある生産の現実について考えることです。参加者25人は、ロースハムやポークウインナーの試食を楽しむだけでなく、原材料である豚ロース肉も味わう機会があります。また、商品の作り手が自身の生産現場での思いや努力を直接語ってくれる貴重な時間です。

参加する生産者には、山形コープ豚産直協議会の土屋武志さんや、株式会社山形食肉公社の佐藤和樹さん、そして千葉県にある株式会社パル・ミートの本多香津妃職員がいます。彼らからは、豚肉がどのようにして私たちの食卓に届くのか、その過程を学ぶことができます。

畜産業の今と未来

この夏は特に酷暑で、豚の体重が増えず出産率が低下するなど、多くの問題に直面しました。水田の保全や食料自給率の向上を目指す中で、米価格の高騰が飼料用米の確保にも影を落としています。こうした厳しい状況を背景に、山形の産地の現状を作り手から直接聞くことで、私たちは生産の裏側に迫ることができるのです。

環境に配慮した生産

山形コープ豚産直協議会は、豚舎から出た堆肥を地域の農地に還元するなど、資源循環型の農業を実践しています。この地域は、3家族が小規模に行う産地ながら、豚の健康管理や環境整備を大切にし、ストレスのない育成を目指しています。また、パルシステムの最も古い豚肉産地として、自社製品「私が選ぶ」シリーズのハムやウインナーの原料としても利用されています。