岡山大学が展開する交換留学プログラム
国立大学法人岡山大学は、2025年10月8日に交換留学プログラム(EPOK)の募集説明会と留学成果報告会を実施しました。このプログラムは、全学部の学生を対象にしたもので、63の協定校への派遣を可能としています。
EPOKプログラムの概要
EPOK(Exchange Program Okayama)は、国際的な経験を通じて学生の成長を促すことを目的としたプログラムです。2025年4月時点では63の提携大学へ留学するチャンスがあり、学生たちは多岐にわたる国や文化を体験できます。
説明会の冒頭では、学術研究院共通教育・グローバル領域の大林純子准教授がスピーチを行いました。彼女は「世界にキャンパスを広げよう」と参加者を励まし、具体的なプログラム内容や応募手順、派遣スケジュールについて詳しく説明しました。このような説明会は、学生にとって留学に向けた第一歩となる重要な機会です。
留学のリアルな声
説明会の後半では、実際に留学を経験した学生たちが各々の体験を話しました。教育学部の4年生、富田浩暉さんは、米国での留学生活を振り返り、その困難と成長を共有しました。
「渡航前はコミュニケーション能力に自信がなかった」と話す富田さん。しかし、留学中の努力や試行錯誤が友人を作ることに繋がったと語ります。「言葉の壁を越えるためには、自分から積極的にコミュニケーションを取る姿勢が大切だと学びました」と彼の経験には、多くの学生が共感できる内容が含まれていました。
富田さんの発表に続いて、他の3人の学生もそれぞれの留学先の学生生活や授業に関する詳細を報告。留学へ向けた具体的な準備や生活費、実際の授業の様子など、リアルな情報が紹介されました。これにより、参加者は留学の魅力がさらに深まったことでしょう。
学生の未来を支える取り組み
岡山大学は、地域の特色を生かしたグローバル人材を育成するための重要な施策として、この留学プログラムを展開しています。大学として、国際感覚を持つ人材の育成を進める姿勢は、地域の中核としての役割を果たしています。
また、留学に興味を持つ学生たちへのサポート体制も整っており、今後も継続的に留学プログラムを強化していく方針です。岡山大学には、多様な国を背景にした学びがあり、未来を見据えた持続可能な社会を共に築いていく力を学生に育むことが期待されています。
最後に
国際的な視野を広げるための留学は、単なる学問を超えた貴重な経験であり、一人ひとりの人生に大きな影響を与えるでしょう。岡山大学の取り組みにぜひご注目ください。地域に根差しながらも、全世界へとキャンパスを広げる岡山大学の未来を共に創造していきましょう。