岡山大学が津島遺跡でおさんぽの会を開催！歴史と心理学の新たな発見

岡山大学津島遺跡での歴史探訪

2025年11月22日、岡山大学大学院社会文化科学研究科が主催する「津島遺跡第2回おさんぽの会」が開催され、多くの参加者が津島遺跡とJテラスカフェを訪れました。このイベントは、岡山県総合グラウンド内に位置する津島遺跡において、参加者が歴史や文化を学ぶ貴重な機会となりました。

開会の挨拶と歴史解説

イベントは、楯築ルネッサンスの副代表近重博義氏の挨拶でスタートしました。その後、学芸員の方から津島地区の稲作の起源や弥生土器に関する詳しい解説が行われ、参加者はその歴史の深さに触れることができました。そして、歴史愛好家の津曲真人氏のガイドで、水田跡と高床式倉庫を視察し、当時の生活様式について思いを馳せました。

Jテラスカフェでのさらに深い学び

続いて、Jテラスカフェでは、岡山大学の名誉教授である三谷惠一氏が心理学実験に関する自身の研究について解説を行いました。このセッションでは、参加者同士の交流も活発に行われ、学問と地域のつながりの重要性が再確認されました。さらに、白石奈津栄大学院生（OU-SPRING生）による発表もあり、最近行われたアメリカ社会老年学会での研究結果について説明がありました。高齢者の身体活動と生涯学習がポジティブなエイジングに与える影響についての新たな知見は、参加者にとって非常に興味深いものでした。

地域との連携と今後の展望

このおさんぽの会は単なる歴史探訪にとどまらず、地域社会との結びつきを強化し、学びを健康に繋げる重要な場となりました。次回の開催は2026年2月14日（土）15:30から予定されており、津島遺跡の見学後にJテラスカフェで夕食会を行う予定です。この夕食会では、岡山大学の槇野博史名誉教授によるスライドショーと解説も予定されています。

岡山大学は、持続可能な開発目標（SDGs）の実現に向けて、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たすべく取り組んでいます。皆様もぜひ次回の開催にご参加いただき、岡山の歴史と文化に触れてみてはいかがでしょうか。

次世代の研究者や学生たちが地域とともに成長していく姿を見守っていきましょう。