岡山大学の未来
2025-11-02 00:09:21

岡山大学が内閣府の視察を受けて異分野科学研究を発展へ

岡山大学が新たな研究の扉を開く



2025年10月17日、岡山大学に内閣府の永澤剛参事官が訪れ、高等先鋭研究院を構成する異分野基礎科学研究所と共創イノベーションラボ(KIBINOVE)の視察を行いました。この訪問は、本学が進める先進的な研究とその意義を外部に伝える貴重な機会となりました。

永澤参事官は、異分野基礎科学研究所の沈建仁教授、沼本修孝准教授、蔡弼丞助教から、クライオ電子顕微鏡とクライオトモグラフィの詳細な説明を受けました。これらの機器は、高度な科学研究に不可欠なツールであり、国際的な競争力を高めるための重要な要素となっています。

先進的な研究機器の紹介



特に注目すべきは、クライオ電子顕微鏡の導入です。これは中国・四国地域で初めての試みで、岡山大学の研究者たちは、この機器を通じて細胞や分子構造の微細な観察を行うことが可能になります。さらには、同じメーカーから提供されているクライオトモグラフィも新たに導入される予定であり、これにより機器の共用が進み、標準化が図られています。

永澤参事官からは、これらの機器の運用について質疑がありました。特に、クライオトモグラフィは新型であり、視覚的に操作しやすく、試料の損傷を最小限に抑えたまま実験を進められる点が強調されました。これに関して、共同研究の可能性も広がることでしょう。

J-PEAKSを活用した研究戦略



視察に続いて、KIBINOVEの1階レセプションエリアでは、河本雅紀研究・イノベーション共創機構筆頭副機構長が、本学が推進する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に基づく研究戦略を発表しました。特に、人事制度改革や研究基盤の強化について、具体的な取り組みが紹介されました。

参加者には、本学の若手事務職員を含む約20名があり、本人たちが主体的に大学経営改革に関わることの重要性を再認識しました。岡山大学は、J-PEAKSを駆使し、長期的なビジョン2025の実現に向けて、クライオ電子顕微鏡、クライオトモグラフィの共用を含む多様な取り組みを進めています。

地域とともに未来を創造する岡山大学



岡山大学は、このような先端的な研究基盤と教育システムを通じて、地域社会への貢献を目指しています。また、国際的な研究の拠点としても位置づけられ、多くの研究者や学生が集まる環境を提供しています。地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たすことが期待されており、今後の取り組みにも注目です。今回の視察を機に、岡山大学がどのような革新を生み出すのか、今後の展開に皆様もご期待ください。


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