持続可能な観光
2025-06-21 14:29:42

岡山大学が国連世界観光機関と持続可能なツーリズムを提唱

岡山大学が国連世界観光機関を訪問



2025年5月27日、国立大学法人岡山大学の横井篤文副学長と池谷航介准教授は、奈良市にある国連世界観光機関(UN Tourism)のアジア太平洋地域事務所を訪れました。この訪問の目的は、アクセシブル・ツーリズムの重要性を認識し、その発展に向けた連携を図るためです。

アクセシブル・ツーリズムとは



アクセシブル・ツーリズムは、すべての人々が安心して観光を楽しむことができるように設計された観光の形態です。特に障害を持つ方々や高齢者が観光を楽しむための工夫が求められます。これにより、地域の観光資源をより多くの人々に開放し、観光業の発展に寄与することを目指しています。

重要な面会の内容



訪問時に、UN Tourismアジア太平洋地域事務所の大宅千明副代表および石崎雄久国際部長補佐と面会し、岡山大学が進めているプロジェクトについて意見を交わしました。池谷准教授は、世界遺産地域でのアクセシブル・ツーリズムの実施状況や、いくつかの自治体との協力によるアウトドア・バリアフリー事業の概要を説明しました。

大宅副代表からは、持続可能な観光開発に関する国際的な取り組みや成功事例についての情報が提供され、岡山大学の活動がどのように取り組むべきか、その道筋を示唆する内容であったと報告されています。

持続可能な観光地づくりへの姿勢



横井副学長は、岡山地域が持続可能な開発のための教育(ESD)の最初の拠点であることを考慮し、UN Tourismが1999年に採択した「世界観光倫理憲章」に基づく持続可能なアクセシブル・ツーリズムの展開を提案しました。この提案に対し、大宅副代表は、国連機関の取り組みを広く社会に普及させ、地域に貢献することの重要性を強調し、岡山大学とのさらなる連携への期待を寄せました。

岡山大学の今後の展望



岡山大学は、SDGs(持続可能な開発目標)達成のための基盤となる教育を再認識し、地域や国際社会との連携をさらに深めることを目指します。具体的には、インクルーシブな観光の実現に向けての研究や地域貢献活動を進めていく予定です。
この施策が進むことで、岡山地域の観光業が多様なニーズに応えられる進化を遂げ、持続可能な観光地としての魅力を高めていくことに期待が寄せられています。

岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として独自の取り組みを強化し、これからも皆様のご期待に応えていくことでしょう。


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