ネパールドライバー採用
2025-10-30 15:07:36

埼玉県の運輸業界が注目!ネパールドライバー採用の取り組み

埼玉県の運輸業界が注目!ネパールドライバー採用の取り組み



埼玉で運輸業を営む株式会社あおい運輸が、ネパールから特定技能ドライバーを採用する取り組みを進めています。このプロジェクトは、近年の日本におけるドライバー不足が背景にあり、外部からの人材を受け入れることによって、安定した運営を図ろうとしています。

2006年に設立されたあおい運輸は、建設資材の運搬を主な業務としている企業ですが、最近は日本国内の人手不足に対して強い危機感を抱き、外国人スタッフの採用を増やすことに力を入れています。今回はネパールで行われたドライバー面接の様子をお伝えします。

ネパールでの面接実施



2023年10月14日、あおい運輸の矢崎翔太専務取締役がネパールの首都カトマンズに渡り、ドライバー専門人材会社株式会社アズスタッフ、そしてネパールの送り出し機関Kizuna H.R. Solutions Pvt.Ltdとともに面接を行いました。このプロジェクトは今年の8月にも行われ、2度目となる取り組みです。

面接には、ネパールの運転免許を持ち、日本語能力試験と技能評価試験に合格した4名の候補者が参加しました。候補者は比較的若い層(20代から30代)で構成されており、彼らの運転経験や日本で働きたい理由などを詳細に確認しました。

日本式交通教育



面接会を終えたあとは、運転適性を測るために各候補者に対して運転試験が実施されました。運転試験はネパールの教習所で行われ、実際に面接官が同乗して運転技術を評価しました。「ギアチェンジのタイミングやクラッチ操作、安全確認の仕方など、運転に関する課題を見つけることができた」と、矢崎専務はコメントしています。

さらに、株式会社アズスタッフが行う日本式交通教育も注目されています。教習指導員の国家資格を持つ日本の元自動車教習員がネパールに常駐し、40時間の学科教習と40時間の実技教習、計80時間の教育を提供しています。

これは日本で新規免許を取得するために必要な学習時間と同等以上です。ネパールは日本と同じ左側通行、右ハンドルのため、交通教育がスムーズに行える点もメリットです。

今後に向けて



今回の採用活動について、矢崎専務は「ネパールの方々は非常に働く意欲があります。当社での活躍を期待しています。今後の課題は、我々の業務の常識を彼らにどれだけ理解してもらうかです。」と語りました。

参加した候補者の一人、BAJRACHARYA SUNDAR(バジュラチャルヤ・スンダル)さんは、「家族が4人いて、妹が日本にいる。ネパールでは楽しく生活しているが、今回日本での仕事を得るチャンスを掴めたので、すぐにでも日本に行きたい。」と熱く語っています。家族への仕送りを希望する彼の姿からも、日本で働くことへの強い意欲が感じられます。

人材の重要性と今後の展望



アズスタッフの谷口愛斗社長室長は「今後、日本のドライバー不足は加速する一方であり、外国人ドライバーの力は必要不可欠です。我々はドライバーの質を確保し、安全な人材の紹介を目指しています。」と今後のビジョンを語りました。これからの日本の運輸業界において、ネパールからの人材がどのように活躍していくか、注目が集まります。


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