月の輪古墳再考シンポジウムの開催と研究の新展開について紹介

月の輪古墳再考シンポジウム開催概要

2025年2月16日、岡山大学津島キャンパスで行われる考古学研究会岡山例会の第24回シンポジウムテーマ「月の輪古墳再考」についてご紹介します。このシンポジウムでは、歴史学や考古学の観点から、月の輪古墳についての理解を深めるための基調講演や報告が行われます。

基調講演

特に注目すべきは、岡山大学の今津勝紀教授による基調講演です。タイトルは「現代歴史学の可能性ー月の輪の経験に学ぶー」であり、月の輪古墳の歴史的な意義とその経験が現代の歴史学に与える影響について語られます。今津教授の専門的な知識と洞察は、参加者に新たな視点をもたらすことでしょう。

報告セッション

基調講演の後には、さまざまな専門家による報告が続きます。これには、以下の内容が含まれます：

- 澤田秀実氏（くらしき作陽大学）による「月の輪古墳の墳丘と埋葬施設」
- 木村理氏（大阪大学）が発表する「埴輪からみた月の輪古墳と中期前半の吉備地域社会」
- 繰納民之氏（京都大学大学院）の「鉄製品・鉄滓からみた月の輪古墳」
- 米田克彦氏（岡山県古代吉備文化財センター）の「装身具からみた月の輪古墳の性格」

これらの報告を通じて、月の輪古墳の様々な側面が探求され、新たな知見が得られることでしょう。

参加方法

シンポジウムは、岡山大学津島北キャンパスにて行われ、定員は100名となっています。参加は先着順で、事前申し込みは必要ありません。参加費は以下の通り：

- 会員：700円
- 非会員：1,000円
- 学生：500円

開催日程

日時は2025年の2月16日（日曜日）で、開会は13:00から、閉会は17:30を予定しています。これに先立ち、開会挨拶と趣旨説明が行われ、その後基調講演および報告が進行します。各報告の後には短い休憩も設けられていますので、参加者はリフレッシュしながら情報を吸収できるでしょう。

アクセス情報

会場は「文化科学系総合研究棟2階共同研究室（放送大学内）」にあります。岡山市北区津島中に位置しており、詳細なアクセス情報は岡山大学の公式ウェブサイトで確認できます。

まとめ

このシンポジウムは、考古学に興味のある方や、地域の歴史に関心を持つ方にとって貴重な機会となります。月の輪古墳という文化遺産を再評価し、さらなる知識を深めるために、ぜひ参加を検討してみてください。各報告の専門性はもちろん、参加者同士の交流もこのシンポジウムの大きな魅力の一つです。新しい視点を得ることで、あなたの知的好奇心を刺激することでしょう。