子どもたちに科学の楽しさを伝える実験室
2024年12月8日、岡山大学の鹿田キャンパスで『子ども向けワクワク実験室2024』が開催されました。主催はCMA-Okayamaと岡山大学総合技術部で、今年初の試みとして、地域に根ざした科学啓発活動が行われました。
複数のテーマで科学に触れる
この特別ワークショップには、主に小学生からなる17名の子どもたちが参加。彼らは4つの実験テーマをグループに分かれて体験しました。各テーマには工夫が凝らされ、子どもたちの創造力と好奇心を引き出す内容となっていました。
1.
スライムで遊ぼう:
子どもたちは好きな色の洗濯のりを選び、ちょうど良い硬さのスライムを作りました。自分だけのスライムに仕上げる楽しさがありました。
2.
入浴剤を作ろう:
香りと色を選び、自分だけの入浴剤を制作。完成品を見て喜ぶ姿が印象的でした。
3.
クロマトアートでしおりを作ろう:
ペーパーフィルターに自由に色を加え、水を垂らすことで色の広がりを観察し、オリジナルのしおりを作成。科学を感じながらアートに取り組むことができました。
4.
ペットボトルで万華鏡を作ろう:
講師の指導のもと、ビーズやおはじきを用いて万華鏡を制作。自分の手で作り出した万華鏡を楽しむ姿が印象的でした。
科学する心を育てる
参加者同士は実験を通して積極的に交流し、科学への興味を深める良い機会となりました。閉会の挨拶では、田村義彦総合技術部長が「今日の実験を通じて疑問を持つことが重要であり、それこそが『科学する心』につながる」と述べ、子どもたちに疑問を持つことの素晴らしさを伝えました。
岡山大学の地域貢献
岡山大学は、学内外でさまざまな科学啓発活動を展開しており、地域の子どもたちに楽しみながら科学に触れてもらう機会を増やしています。こうした取り組みを通じて、次世代の科学者や技術者を育成することを目指しています。
今後も岡山大学と総合技術部の活動に注目し、地域社会における科学教育の重要性が広がることを期待したいと思います。岡山大学は、持続可能な社会の実現を目指し、子どもたちに科学の楽しさを伝え続けます。