宇宙葬「Space voyage α」が実現する未来
埼玉県を拠点に展開するさがみ典礼が、新たな葬送の形として「Space voyage α」を提供することを発表しました。この宇宙葬サービスは、2026年6月に初の打ち上げを行う予定です。愛する人の遺骨を宇宙へ送り届けるという、これまでにない選択肢を提供します。
このサービスを手掛けるのは、アルファクラブ武蔵野株式会社。さがみ典礼ブランドを展開し、民間宇宙開発企業の先駆者であるSPACE X社と提携。故人の遺骨を人工衛星に乗せ、宇宙空間へと打ち上げるプロジェクトです。宇宙葬は、弔いの文化を次世代に繋ぐ新たな試みと言えるでしょう。
故人を見守る“星”として
宇宙葬は、日本人の心に根付いた「人は亡くなったらお星さまになる」という考えを現実のものとします。打ち上げられた人工衛星は、地球を周回し星のように光り輝き続けます。最終的には大気圏に突入し、流れ星として燃え尽きることになります。このように、故人への思いを空へとつなげることができるのです。
具体的なサービス内容
「Space voyage α」では、様々なプランが用意されています。
- - Service01: 世界初のオリジナル人工衛星にご遺骨を宇宙へ届けるプラン。税込110万円からの価格で、遺骨は人工衛星に収容され、数年にわたり地球の周回を行います。
- - Service02: 憧れの月に永眠という夢を叶える月面納骨プラン。税込1650万円からご利用可能で、月に遺骨の一部を送ることができます。
- - Service03: 皆の夢や想いを宇宙へ届ける宇宙想プラン。税別55000円で、メッセージや記念品などを宇宙に届けることができます。
実績あるサービス
すでに2022年には第1弾の宇宙葬の打ち上げに成功し、2024年には第2弾が予定されています。これにより、心のこもった最後の別れをより特別なものにしています。
心温まる実例
たとえば、7歳で旅立った女の子は、「流れ星になりたい」と話していたといいます。彼女の願いを叶えるため、遺骨に家族の髪の毛を添え、宇宙へと旅立たせました。彼女は今、星となって家族を見守り続けています。
予約とお問い合わせ
「Space voyage α」の予約は、公式サイトを通じて行えます。2026年の打ち上げ分は事前にご予約が必要ですので、早めの確認をお勧めします。
Space voyage α公式サイト
このような新たな葬送のスタイルは、今の時代にふさわしい大切な思い出の保存方法といえるでしょう。次世代へと文化をつなぐこの試み、それが「Space voyage α」です。宇宙が弔いの場となり、故人の記憶が永遠に輝くことを願って、私たちは新たな弔いの形を提供していきます。