新インバータ発表
2025-10-01 14:43:37

新電元工業、通信インフラ向け高性能インバータを発表

新電元工業からの新しいインバータのご紹介



情報通信インフラに特化した新しい電源装置が登場します。新電元工業株式会社は、「直流48V入力型200VA交流電源装置」(型番:INV200VA〈0〉)の受注を2025年10月から開始することを発表しました。この製品は、安定した電源供給が求められるルータやサーバなどのデータ通信機器に向けて設計されています。

高品質な電源供給を実現



本機は、高品質な正弦波交流を提供し、設備の高信頼性を支えます。また、オプションで提供される設置金具を使用することで、JIS/EIA規格の19インチラックへの搭載や壁取り付けが可能になり、さまざまな設置環境に対応しています。入出力はコネクタ接続方式で、負荷機器への接続が非常に簡単です。さらに信号出力端子を用いて、外部から故障信号を転送し、迅速な運転状態の監視も実現しています。

情報通信インフラの効率化に向けた革新



クラウドサービスやAI、IoT機器の急激な普及は、情報通信インフラの省スペースと高効率化を必須の課題としています。新電元工業はこのニーズに応え、本製品の電気回路と搭載部品を徹底的に見直しました。その結果、同じサイズながら電力変換効率が約10%向上し、出力容量は60%増量。これにより、省エネルギーと省資源を高次元で実現しています。

FANレス設計により、発熱も低減され、静音化が達成されています。このように新電元工業は、電力変換効率の向上だけでなく、全体的な情報通信インフラの効率化に挑戦しています。

コンパクトで設置も容易



新モデルの特徴の一つに、コンパクトなサイズがあります。高さはわずか40.8mm(1U以下)、奥行き280mmで、設置スペースを節約しつつ施工性を向上させています。また、JIS規格またはEIA規格の19インチラックへの搭載が可能で、さまざまな設置オプションに対応します。これにより、ユーザーは自分のニーズに応じて柔軟にインストールができます。

更なる信頼性の向上



本装置は、安定した正弦波を供給し、データコム装置の操作を支える一方、FANレスの自然風冷設計によって塵埃による故障リスクも低減されています。これにより、メンテナンス頻度も減少します。さらに、本体内に全ての配線接続を整えた入出力一体型設計も、施工を簡素化する重要な要素となっています。

さまざまな機能を搭載



本製品は、故障信号を外部に転送する機能を備えており、運転状態を遠隔で監視することができます。装置の状態は正面のLED表示で視覚的に確認でき、異常時には即座に対応が可能です。

製品概要


  • - 型式: INV200VA〈0〉
  • - 冷却方式: 自然風冷(FANレス)
  • - 直流入力電圧: -33 ~ -60 V
  • - 交流出力: 200VA(200W)、単相2線100V、50/60 Hz
  • - 電力変換効率: 90%以上
  • - 外形寸法: W185 × D280 × H40.8 mm
  • - 生産場所: 新電元スリーイー株式会社(埼玉県飯能市)

新電元工業株式会社は、1949年に創業したグローバル企業で、パワー半導体や車載電装品を中心に、高効率なエネルギーソリューションを提供しています。今回の新しいインバータは、情報通信インフラの効率を高め、デジタル社会への対応を支える重要な製品となるでしょう。正確な情報を提供し、安全に利用するためには、使用前に必ず最新の仕様や取扱説明書に目を通してください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

関連リンク

サードペディア百科事典: 新電元工業 通信インフラ 高効率インバータ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。