伯方島便が運行開始
2025-11-17 15:49:23

伯方島で新しい公共輸送システム「あちこち伯方島便」が始動

伯方島の新しい公共輸送サービスが始まる



2025年11月17日、愛媛県今治市に位置する伯方島で、地域の移動問題を解決するために設立された新しいライドシェアサービス「あちこち伯方島便」の実証運行がスタートしました。この取り組みは、島内における交通の確保と買い物の負担軽減を目指しており、住民や行政が連携して行う地域支援の新しいモデルとして注目を集めています。

住民の移動を支える「のりあいサービス」



この「のりあいサービス」は、島内に設けられた約150か所の乗降ポイントを自由に移動できる公共交通システムです。従来、伯方島には公共バスは存在していたものの、タクシーサービスはなく、住民の通院や買い物においても多くの不便を強いられていました。そうした中、地域のニーズに応える形で、このサービスが進められました。

乗車の予約は、専用のダイヤルまたはWEBサイトから行え、前もって予約することが求められます。運賃についても、事前予約と直前予約で異なり、手頃な価格で住民に快適な移動手段を提供します。なお、65歳以上の方や小さなお子さんをお持ちの方には、割引も用意されています。

買い物支援の「はいたつサービス」



さらに、買い物の負担軽減のために、同時にスタートする「はいたつサービス」が注目されています。本サービスでは、島内の登録店舗から商品を電話一本で注文し、希望の時間に自宅まで配達される仕組みになっています。配達可能な商品は、飲料水や冷蔵食品、さらには介護用品まで多岐にわたります。

「はいたつサービス」は、2025年12月5日にスタートし、住民が重い荷物を持ち帰る負担を軽くすると同時に、島内経済の活性化にも寄与します。配送料は1回あたりの使い方に応じた設定になっており、こちらもご高齢者や障がい者への配慮がなされています。

地域の未来を築くために



この試みは、公共交通の新しいモデルを模索する取組みでもあり、実証実験の間に収集される利用データや利用者の声をもとに、より便利なサービスの展開が期待されます。将来的には、伯方島だけでなく、他の地域への展開も視野に入れ、地域のために住民同士が支え合うシステムを構築することを目指しています。

まとめ



あちこち伯方島便」の導入は、地域の誰もが使いやすい公共交通の在り方を提供し、島の活性化に寄与する重要な一歩となるでしょう。地域住民の声を反映しながら、持続可能な交通モデルに向けて、今後の動向に注目が集まります。公共交通の未来を考える上で、伯方島はそのモデルケースとして輝く存在になることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 伯方島 公共ライドシェア 買い物サポート

トピックス(旅行)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。