熊谷で特別支援学校の生徒たちの作品を販売するイベント開催
埼玉県熊谷市で、特別支援学校の生徒たちが手掛けた農産物や工芸品を販売する素晴らしいイベントが行われます。日付は2025年12月11日(木)の12:00から14:30まで。場所はパルシステム熊谷センターの1階ロビーです。
この販売会は、深谷はばたき特別支援学校の生徒たちが自ら制作した陶芸品、木工品、布革製品、さらには学校の畑で育てた新鮮な野菜(ブロッコリー、ねぎ、さつまいも、白菜など)を直接販売する機会です。初めて実施した2023年度から続くこの取り組みは、年々多くの来場者に支持され、売り切れ続出の人気企画となっています。
生徒とのふれあいを大切に
このイベントは単なる販売会ではなく、深谷はばたき特別支援学校の生徒たちが職員と共に接客を行うことで、訪れた方々との交流も促進します。生徒たちが自分の作品を誇らしげに紹介しながら、来場者とのふれあいを楽しむ姿は、地域の皆さまにとっても温かい体験となるでしょう。
安心して働ける環境を提供
さらに、このセンターでは特別支援学校の卒業生たちが日々活躍しており、彼らの雇用の場としての役割も果たしています。センターのセットラインでは、障害者採用が進む中で、安心して働ける職場環境を提供することに尽力しています。年明けには新たな1年生の実習も予定されており、将来の職場候補を示すことにもつながります。
この販売会の発案は、コロナ禍によって活動が制限されていた特別支援学校の教職員からの相談から始まりました。「日々の学びの成果を何とか発表したい」という思いを受け、パルラインとパルシステム埼玉との連携によって実現しました。今では定期的に情報をやり取りし、お互いの理解を深める良い関係が築かれています。
みんなの理解とサポート
パルラインでは、障害者雇用マニュアルを全社員に配布し、障害のある職員を積極的に採用しています。毎年行われる研修では、同じ職場で働く人たちが互いの状態を理解し合うことで、安心して働ける環境を提供することを目的としています。"
「ジョブコーチ」として職場適応援助者を全12事業所に配置しているため、障害者の雇用支援体制も整っています。また、220名以上の社内資格を持つ「ジョブサポーター」が活動しており、障害者が安心して働けるように支えています。
地域に根ざす取り組み
熊谷でのこの販売会を通じて、地域の皆様に特別支援学校の活動や生徒たちの成長を知ってもらい、さらには参加するすべての方が「わかりあう」機会を得ることを目指しています。地域の取り組みとして、パルシステムグループは今後も多様な背景を持つ人たちのための理解を深め、共に活躍できる地域づくりを進めていきます。
この冬、熊谷の魅力が詰まった販売会にぜひお越しください。温かな生徒たちの笑顔と、その作品の数々と共に、素敵な時間をお楽しみいただけることでしょう。